芳根京子が主演を務めるドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)が4月12日よりスタートした。本作のテーマはズバリ「知的財産」。略して「知財」。物としての財産ではなく、「知的創造活動によって生み出された財産的価値を有する情報」を指す。 情報漏洩の疑いをかけられた開発部員の藤崎亜季(芳根京子)が、調査のために親会社からやってきた弁理士、つまりは知的財産のプロである北脇雅美(重岡大毅)とその特許を取り戻す、というのが第1話の大まかな流れ。「弁理士」をはじめ、「特許公報」「冒認出願」といった一般的にはあまり聞き馴染みのないような単語が登場するが、そこを分かりやすくかつ柔らかくしようとしているのが作品全体からも伝わってくる。 知財をテーマに、物語を動かしていくのは藤崎と北脇の2人。出会い方は最悪。性格も真反対のいわゆるデコボココンビであるが、第1話から少しづつ影響を与え始めているのが