【読売新聞】 藤井聡太竜王に広瀬章人八段が挑戦した35期の竜王戦七番勝負。将棋ファンのみなさんならご存じの通り、藤井竜王が4勝2敗で竜王位の初防衛を果たされたわけですけど、いやー、どの対局も本当に熱く、素晴らしい戦いでした。 広瀬八
W杯、日本代表の戦いぶり(ドイツ、スペインに勝っちゃうなんて……!)や各国のスーパープレーに気持ちが揺さぶられっぱなしですね。それとともに、将棋の対局の数々にも注目を続けています。時差もあって24時間営業状態になってて、ABEMAの中継でサッカーを見ているのか将棋を見ているのか、ワケが分からなくなってきそうになる瞬間もありますが(笑)。イラストで11月の名シーンも振り返っていきましょう! 1)「小3藤井くん→藤井五冠」優勝と白熱の竜王戦 各種タイトル戦が大きな盛り上がりを見せています。その中で主役となっているのはやはり、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖と五冠)です。11月20日に行われたJT杯日本シリーズ決勝では斎藤慎太郎八段に114手で勝利。同タイトルは自身初、そして同大会ではまたも史上最年少となる20歳4カ月での優勝を果たしました。 ちなみに将棋ファンの中で話題になったのは、決勝で
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夏の残り香は、両者を自然と白いワイシャツに揃えさせた。 真白な壁を背景に、それは一筋の光を目指して日々実験に明け暮れる化学者の白衣姿にも重なる。 「ただ、強くなるために」――。 藤井聡太は昨秋、新たな研究材料としてGPUを使ったDL(ディープラーニング)系のソフト「dlshogi」を導入した。このエポックメイキングはすぐに棋士たちに波及し、少なくない数の者が後を追うことになる。 「dlshogi」は将棋界の“黒船”なのか? 今回の主題を定めた理由はここに集約される。トップ棋士8人のDL系ソフトとの距離感、今日の研究方法に迫りたい。 まもなく開幕する第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグでは、どんな化学反応が見られるのだろうか。今期も全21編のストーリーの幕開けに、ただ心が躍る。 戦いの場を日常に生き、自らの好奇心に貪欲な探究者・藤井聡太。 すべてを包み込む心優しき研究者・広瀬章人。 こ
閉じたばかりの傘からキラキラ光る雨粒が滴る。 秋驟雨に洗われ濡れた路面が反射する太陽の光は、豊島将之の白いワイシャツを一層引き立てる。 同じ雨に打たれたのだろう、広瀬章人のまとうスーツの肩先は湿り気を帯びている。 水滴を優しく払いスタジオに入ると、いつも通り静かで優しい、柔らかい笑顔をみせる。 昨期、竜王戦七番勝負の大舞台で明暗を分けた二人だけに、対談の提案は迷いを生んだ。 奪うもの、奪われるもの。勝負の世界の常とはいえ、棋士も私たちと同じ人間だ。 しかしその迷いは二人の「好奇心」が払しょくしてくれた。対局時には決して見せることのない表情にぜひ注目してほしい。 "王将リーグ"に照準を合わせた"定点観測"を始めて3年。 変わらないものは、射貫くような強いまなざし。 変わったものは、背負うたくさんの戦果だ。 棋士との対峙は、不思議と自らの歩みを見つめる作業ともなる。 今期のテーマは「ニューノー
一昨日行われたAbemaTVトーナメント本戦一回戦は4勝5敗という成績で三浦九段チームに敗れる結果になりました。敗退してしまったというのもありますがせっかくの機会なので当日の心境や舞台裏など書いてみましたので興味のある方はぜひご覧ください。 本戦からルールが変わるということもあってオーダーをどうするかはチーム内でも考えましたが、我々で決めたことは初戦を青嶋六段でいくことと後手番を黒沢五段に託すことでした。フィッシャールールは先後の差がさほど関係ないように感じてはいますが作戦を準備する点ではやはり先手のほうが選択肢が広くやりやすいです。また黒沢五段によると後手番になると席の都合上対局時計が右側に置かれるのでありがたい、という終盤の叩き合いを見据えたコメントが頼もしかったです笑。 初戦の▲本田五段−△青嶋六段戦で敗れてからの2戦目に出るのは先後の関係もあって予定通りではありましたが、本田五段の
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