道の駅や産直市で販売されている地元農家の手作り漬物が、存続の危機に直面している。昔ながらの味を受け継ぐ自慢の漬物。食品衛生に関する法律が変わり、作り手たちは製造が続けられるかどうかの岐路に立たされている。改正法の完全実施まで4カ月余り。郷土の漬物文化を守ろうと自治体も後押しする。 【一覧】漬物製造業の許可取得に必要な設備の例 漬物作りが盛んな広島県北広島町。農業藤井志都子さん(80)は20年間、たくあん漬けを作り続けている。同じ地区に住んでいた漬物作りの「先輩」から教わった極意を守りながら、ダイコンの状態に合わせて塩加減を調整するなど試行錯誤を重ね、おいしさを追求してきた。 材料の大根はすべて自家栽培。藤井さんが「収穫から漬け込みまでの作業は結構な重労働です」と言うたくあんは、バリッと歯応えがよく、まろやかな塩気が味わい深い。 自宅の納屋で1シーズン約500キロのたくあんを漬け、12月から
![「寂しいけど、そろそろやめようかねえ」 道の駅や産直市の手作り漬物、法改正で存続の危機(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4120cb7ca6862d7e010bb29dc0aea8b47c0e317e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20240121-00010013-chugoku-000-16-view.jpg%3Fexp%3D10800)