トップ > 福井 > 2月5日の記事一覧 > 記事 【福井】 元派遣男性の生活保護、坂井市が不受理 県外団体が支援の手 2009年2月5日 「車の中で死んでもおかしくなかった」と、生活保護を申請するに至った経緯を話す男性 「あのまま死んでもおかしくなかった」。先月下旬、職も家も失った元派遣社員の男性(44)が坂井市に生活保護の申請を受け付けてもらえず、路頭に迷っていた。生活困窮者にとって「最後のとりで」であるべき生活保護制度だが、要支援者のSOSが見逃される実態があらためて浮き彫りになった。 男性は10代で母を、30代で父を亡くし、親せき付き合いも途絶え1人暮らしを続けてきた。高校卒業後に就職したが、内向的な性格も災いし何度も転職。貯金が殖えず、住宅費を削るため4年前に寮のある派遣会社と契約した。 職を求め数カ月ごとに引っ越す生活には慣れていたが、昨年秋からコンクリート枠作り