5月28日朝に川崎市の登戸駅近くで起きた殺傷事件の現場に行ってきた。事件から4日たっているが、現場にはたくさんの花や飲み物などが手向けられ、手を合わせる人が次々とやってくる。小さな子どもたちを狙ってやったと思われる犯行の凄惨さに多くの市民が衝撃を受けた。 容疑者が現場で自殺したことで詳しい真相は明らかにならない恐れが強い。理不尽に子どもを殺され、しかもなぜそうしたかの容疑者の動機もわからないまま事件が幕引きになってしまうことに不安や憤りを感じる人は多い。 事件現場を訪れる人が絶えないのは、社会の側のやりきれない思いの現われだと思う。 この20年ほど同様の事件が目につく 抵抗する力の弱い子どもたちに刃が向けられたという点では2001年の付属池田小事件のイメージと重なる。社会から疎外され追い詰められてもう死んでしまおうと思った時に、自分が閉塞に追い込まれた社会に復讐して死んでやろうと考える。で