こんにちは。大阪社会部の木村直登きむら・なおとです。関西・大阪万博開幕1年前企画・第2弾(「建築家に聞くシリーズ」では第3弾)をお送りします。 今回登場するのは藤本壮介ふじもと・そうすけ氏。会場デザインプロデューサーであり、何かと話題に上る木造の巨大環状屋根「リング」の設計を監修しました。第2弾でインタビューした山本理顕やまもと・りけん氏が、万博への疑問や批判に対する説明責任を果たすように求めていた相手です。 藤本氏は能登半島地震発生後、X(旧ツイッター)でこのように発信していましたが、説明の場はこれまで主にX上に限られてきました。万博を取り巻く疑問にどのように答え、万博への理解をどのように広げようとしているのでしょうか。 ※サムネイル内の「リング」画像は日本国際博覧会協会提供 多様性がつながり合う感覚3月22日、藤本氏の建築設計事務所を訪ね、およそ2時間にわたってインタビューしました。長