日本大学のアメリカンフットボール部の選手が、関西学院大との定期戦で悪質タックルをした問題では、選手自らが記者会見を開き、経緯を語った。「謝罪のため」と顔も名前も出す形だったが、弁護士からは「将来を考え、ずっと顔をアップで映すのは控えてほしい」と要請も出された。異例ずくめの会見を巡り、報道各社の対応は分かれた。 「20歳を過ぎたばかりの未成年に近い方が顔を出すことのリスクは、ご両親やご本人にも話したが、顔を出さないと謝罪にならない、とあえて撮影を受けることにした。しかし代理人としては、長い将来のある若者にこの先どのような不測の事態があるとも限らないので、ずっとアップで撮るようなことは避け、格別のご配慮をいただきたい」 22日午後、日大の選手が開いた会見の冒頭で、代理人の西畠正弁護士が切り出した。 注目を集めた会見は、TBS、日本テレビなど多くのテレビ局が生中継し、NHKも大相撲中継の予定を変