今晩は。村上春樹です。村上RADIO、今夜はビートルズの伝説的アルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)』の完全カバーをお届けします。このアルバムは、イギリスではなんと27週にわたってLPチャートの1位を獲得しました。1967年のことです。すごいですね。 この前ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』の完全カバーをやりましたが、そのシリーズの続きです。僕はどちらのアルバムもリリースされたときに同時代的に聴いていますが、それぞれにとびっきり新鮮な息吹を10代の僕の心に吹き込んでくれました。その音楽を聴くと、いろんな思い出が鮮やかに蘇ってきます。 <オープニング曲> Donald Fagen「Madison Time」 歴史的名盤と呼ばれるものって、今聴くとあまりぴんとこないというものもけっこう
「ジャズライターになるには何読めばいいですか?」ってきかれるのですが、王道については山ほど入門本があるのでまずは適当に買って読めばいいと思います。王道は押さえた上で、”ニューチャプター以降”な人達について書く時に読んでおきたい本をまとめました。実際インタビューにいくと「今ハマってるのは、バルトークとバド・パウエルとSon Luxかな」とか「カエターノ・ヴェローゾがさぁ」みたいな人が多いので、こういう脇道の話がわかってないと厳しい場面が多いです。『Jazz The New Chapter』だけでは押さえられないところはこのへんで補っておきましょう。もちろん読むより聴くほうが大切です。 いりぐちアルテス004 JAZZ100の扉 チャーリーパーカーから大友良英まで (いりぐちアルテス 4) 作者: 村井康司 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング 発売日: 2013/11/19 メディア:
糸井 新井さんとは、よくいままで会わずに来たなぁ。 新井 そうですね。 糸井さんが傾倒している吉本(隆明)さんのことも、 ぼくは「Coyote」で特集してるんです。 糸井 あの、杖ついてる表紙の号ですよね。 あの写真は、どなたが撮影されたんでしたっけ。 新井 ホンマタカシさんです。 糸井さんは言われるように 吉本さんは、インタビューすると、お話が長いです。 一所懸命しゃべってくださる。 それをどう編集するかというところで、 やっぱり「ほぼ日」を見ましたよ。 インタビュアーとしての糸井さんのすごみがわかる作品です。 同じように、糸井さんが構成編集した 矢沢永吉さんの『成りあがり』は、 「こういう編集の仕方があるのか」と驚きました。 ぼくは、どちらかというと海外のロック、 ボブ・ディランやCSN&Yや レッド・ツェッペリンとかを通って来ちゃったので、 矢沢さんには通過してきていなかった。 日本
Astand終了のお知らせ 朝日新聞社「Astand」は、2023年7月でサービスを終了しました。 朝日新聞社が有料で提供する情報サービスの配信サイト Astand(エースタンド)は、各サービスの終了にともない2023年7月31日をもちまして閉鎖しました。 今後は、朝日新聞社が運営するニュースサイト「朝日新聞デジタル」をご利用いただきますようお願い申し上げます。朝日新聞デジタルのコンテンツはこちらでご案内しております。 https://digital.asahi.com/info/about/ なお、朝日新聞社のオンライン共通ID 「朝日ID」は引き続きご利用いただけます。 https://id.asahi.com/asahiID/asahiID_site.html
速水健朗、円堂都司昭、栗原裕一郎、大山くまお、成松哲の各氏の手になる『バンド臨終図巻』(河出書房新社)がこのたび刊行された。本書は、古今東西、200組におよぶ音楽グループの解散の経緯を、膨大な資料にあたった上でまとめたもの。淡々とした記述の中に、ときおり皮肉な視点があったりとユニークな内容になっている。バンド解散からは一体、どんな人間関係の形が見えてくるのか? 担当編集者S氏にも同席していただき、著者を代表して速水、円堂両氏に話をうかがった。 バンドで語る“組織論” ――『バンド臨終図巻』、楽しく読んだのですが、いわゆる音楽書とはちょっと毛色が違いますね。 速水健朗氏(以下、速水氏)■生粋の音楽ライターではない人間が集まって書いていますしね。僕としては、組織論みたいなことをバンドで語れないかと思って企画したんです。これはまえがきでも書きましたけど、結成の理由はたいしてない……だいたい高校時
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