1985年はアニメ雑誌に大きな変化があった。新雑誌として「Newtype」「アニメV」「月刊Globian」が創刊。既存雑誌では「マイアニメ」が月2回刊行となり、翌1986年に休刊。1987年には「ジ・アニメ」と「Animec」が休刊になった(厳密に言うと「ジ・アニメ」の休刊は1986年末になるのかもしれない)。この前後には、杉山卓が発行していた「アニメダマ」という業界誌があった。業界誌と言えば「BREAK TIME」というマイナーな雑誌もあった(一般の書店ではほとんど見かけない雑誌だった)。他にもマンガ情報誌の「COMIC BOX Jr.」が『とんがり帽子のメモル』の特集をしたりと、単に新旧交代だけでない、混沌とした状況だった。 アニメブームが一段落し、ファンの注目がOVAに集まるようになった。新旧交代に関しては、そういった時代の流れに、従来のアニメ雑誌の作りがついていけなくなったためで