『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の快進撃が止まらない。 11月8日に公開されると週末興収で邦画第1位を記録。ファミリー映画ながらも号泣する大人が続出し、「すみっコぐらし」の関連ワードがTwitterでトレンド入りするなどSNSで話題が沸騰した。「男性限定上映」や「応援上映」も実施され、12月9日時点で興収9.8億円、動員80万人を突破した、今もっともホットなアニメ映画だ。 一方でSNS上では「パステルカラーのジョーカー」、「実質『Fate』」、「逆詐欺映画」といった刺激的なワードも飛び交い、意外な方向に盛り上がりを見せたことも話題に。 これらは本作が与えた衝撃の大きさを示す一例ではあるものの、表現として的確とは言えないだろう。たしかに“すみっコ”たちはやや陰を帯びたキャラクターではあるが、観賞後には誰もが温かな気持ちになれる王道のファミリー映画であった。 今回は監督のまん