ウイルスは、差別をしない。金持ちでも、有名人でも、「最もナイスな人」でも、完璧に避けるのは不可能だ。トム・ハンクス夫妻のコロナ感染発表は、そんな当たり前の現実をハリウッドに突きつけることになった。 ハンクス夫妻が感染を知ったのは、彼が新作の撮影準備をしていたオーストラリア。彼のインスタグラム投稿によると、彼と妻リタ・ウィルソンは、「風邪をひいたようなだるさを感じた」ことから、「今の世界の状況を見ても正しいことをしよう」と、検査をしてもらった。結果、陽性反応が出て、夫妻は指示に従い、隔離されることになったという。 ハンクスが撮影に入ろうとしていたのは、バズ・ラーマンが監督するエルビス・プレスリーの伝記映画。これを受けて、製作配給のワーナー・ブラザースはすぐ、プロダクションの一時中止を決めた。 発覚までに何人のクルーやキャストがハンクスと接触をもったのかは、明らかにされていない。ウィルソンも、