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2022年2月6日のブックマーク (6件)

  • 『ドライブ・マイ・カー』家福のメソッドを紐解く 変革していく演劇という行為

    映画は女の呪術的なモノローグから始まる。音(霧島れいか)はセックスの度に憑かれたように物語り、それを夫の家福(西島秀俊)は翌朝、彼女に口伝てする。無意識から引きずり上げられた物語を書き起こすことによって、音は脚家としてのキャリアを築いてきた。特異な関係性を持つ夫婦だが、そんな2人の間にも冷ややかな溝がある。かつて幼い娘を亡くして以後、舞台演出家兼俳優である家福はその哀しみから目を逸らすように仕事に打ち込み、音は夫以外の男と関係を持ってきた。家福は他の男にが抱かれるさまを目撃するが、それを胸の内にしまい込む。 そんなある日、音が急死する。直前に言い遺していた「話したいことがある」。不貞の告白だろうか? それとも別離を告げる言葉だろうか? 何もわからない空虚さだけが残り、年月が過ぎた。 濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』は行き先のわからないドライブのような映画だ。特段、物珍しい風景があ

    『ドライブ・マイ・カー』家福のメソッドを紐解く 変革していく演劇という行為
  • アメリカでなぜ『人間失格』ブーム? きっかけは伊藤潤二のコミカライズと「文豪ストレイドッグス」 | デイリー新潮

    「週刊新潮」の発売前日に速報が届く! メールマガジン登録 デイリー新潮とは? 広告掲載について お問い合わせ 著作権・リンクについて ご購入について 免責事項 プライバシーポリシー データポリシー 運営:株式会社新潮社 Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。

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  • ティルダ・スウィントンの“気品”の探求 ウェス・アンダーソンら作家との蜜月が独自性に

    存在の絶対性 「いつも自分がクィアだと感じていました。私はただ自分自身のクィアなサーカスを探していて、ついにそれを見つけたのです」 「自分が女性だとは決して言えません。“変身”という考え方は、私がパフォーマーとして興味を抱いていることの核心にあります。少なくともジェンダーの考え方を通じてはそうなのです」(ティルダ・スウィントン)※1 演劇の世界に居場所を見つけられなかったティルダ・スウィントンは、映画作家デレク・ジャーマンと出会うことで、初めて自分の「家」を発見したのだという。スウィントンの鮮烈なデビュー作となった『カラヴァッジオ』(1986年)を現在の視点で反芻する際に何よりも驚かされるのは、容姿や表情のあどけなさや瑞々しさ以上に、俳優としての完成度の高さだろう。スウィントンはキャリアの初期において、現在にまで通じる「パフォーマンス」の質をすでに獲得している。スウィントンは、『カラヴァッ

    ティルダ・スウィントンの“気品”の探求 ウェス・アンダーソンら作家との蜜月が独自性に
  • 謎に包まれるウェス・アンダーソンのメソッドを探る 『フレンチ・ディスパッチ』の緻密な“カオス”からみえる真髄とは - otocoto | こだわりの映画エンタメサイト

    otocoto(オトコト)は、こだわりのある"大人のための映画エンタメ"メディアです。制作陣や出演者のインタビューをはじめ、作品の深掘りコラムや海外情報、最新の予告編動画、最新映画ランキング、ニュース記事などをはじめとした、映画やドラマなどの最新情報をお届けします。 ウェス・アンダーソンによる待望の新作『フレンチ・ディスパッチ』は、この作品のモデルとなったニューヨーカー誌の偉業に捧げられているだけでなく、映画を介して、すべての創作に関わる者への「連帯」を示している。コラムでは、いまだ謎のベールに覆われているウェス・アンダーソンのメソッドを探っていくと共に、「連帯」の意思が、どこからやってきて、どのような創意工夫でそれがフィルムにつなぎ止められているかを探求していきたい。 ワーカホリック、且つ、完璧主義者でありながら、常に自由であることの喜びと悲しみをメランコリックに歌い届けてくれる映画

    謎に包まれるウェス・アンダーソンのメソッドを探る 『フレンチ・ディスパッチ』の緻密な“カオス”からみえる真髄とは - otocoto | こだわりの映画エンタメサイト
  • vが声優をやってる電音部について語るぜ!

    anond:20220203212008 より、声優をやってるvを見かけないとのことなので、にじさんじライバーが声優をやってるイカしたコンテンツ、電音部について解説していくぞ! 〜電音部って何?〜発足してから大きな動きのないコンテンツなのでご存知ない方も多いかと思いますが、このコンテンツは「EDMっぽい音楽にアニソンっぽい声を当てて楽しもうぜ!」っていうコンテンツです。 ちょっと前にtiktokで流行った「インドア系ならトラックメイカー」とか、デレマスの「Hotel Moonside」とか、赤井はあとの「Red heart」とか、初音ミクの「tell your world」とか、Adoの「踊」みたいなのを想像してもらうとわかりやすいね。この曲を作った人たちも電音部に曲を出しています。結構知ってる人もいるかな?? 〜キャラクター〜ラブライブだったら女子高生がアイドルをやるし、バンドリだったら

    vが声優をやってる電音部について語るぜ!
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2022/02/06
    このプロジェクトを追いかければ日本におけるこのシーンの最先端をまとめて履修できると聞いた。オススメ「いただきバベル」https://open.spotify.com/track/4Q0TPxiXQe8MvuVeC8npJa?si=3f83927a66fa483a
  • 表現者としての人生を変えた、監督・富野由悠季との出会い――『ブレンパワード』朴璐美インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ

    心の絆が力となる――。1998年、富野由悠季監督が手掛けたTVシリーズ『ブレンパワード』は、放送当時大きな衝撃を与えた。近未来、地球の海溝に発見された遺跡で発見された生命体をめぐり、人類は分裂。地殻変動により地球の都市が次々と破壊される中、人々は謎の円盤状物質「オーガニック・プレート」から生まれる巨大な生体マシン「ブレンパワード」に乗り、世界の破滅に向けて動き始める――。『機動戦士ガンダム』を手掛けた富野由悠季監督のオリジナル作品にして、脱「ガンダム」を目指した意欲作。さまざまな作品を手掛けてきた富野監督のターニングポイントとなった一作である。 その『ブレンパワード』が、「Blu-ray Revival Box」として3月にリリースされることになった。また、2月には富野由悠季監督の軌跡を記録した展覧会「富野由悠季の世界」の映像作品「富野由悠季の世界 ~Film works entruste

    表現者としての人生を変えた、監督・富野由悠季との出会い――『ブレンパワード』朴璐美インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ