配信プラットフォームの影響でグローバルに人気が急拡大するなど日本のアニメを取り巻く状況が激変していく中、アニメスタジオを運営する者たちは今何を考え、これからどう舵を取っていくのか。それを詳しく知るためのアニメスタジオの今を追う連載企画「アニメスタジオのここが知りたい!」。 第2回は、90年代から世界でその名を知られる存在となったProduction I.G(以下、I.G)の2代目代表で、WIT STUDIO(以下、WIT)代表も兼任する和田丈嗣氏に、同社の今後の展望と日本アニメの現在地について話を聞いた。(杉本穂高) 日本アニメはもう一段上のステップに上る時期に来た ――日本アニメのグローバルな人気の向上について、現段階でどうお考えでしょうか? 和田 :2024年の3月、ちょうど『君たちはどう生きるか』がアカデミー賞を獲ったという時期に、弊社所属のアニメーター・監督である安藤雅司さんと板津
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