明治記念館、大いに沸く 立川流40年にして初めて誕生した女性落語家「立川こはる」改め「立川小春志(こしゅんじ)」の真打昇進披露宴が、7月30日、明治記念館(東京・港区)で行われた。 「どうも、落語界のビッグモーター、立川流でございます」 登壇して開口一番、“さすがの一言”を発して500人にも及ぶ来客(ご贔屓衆)をドッと沸かせたのは、小春志の師匠・立川談春である。 返す刀で「この暑い、しかも土用の丑の日に皆さんに礼服まで着させてなんということだ」と言いながら、真打昇進をはたした唯一の愛弟子をあらためて一堂に紹介し、次のように話を纏めた。 「この数ヵ月で実に腕を上げ、もうどこに出しても恥ずかしくなく、実際に『お見立て』の花魁像は男の噺家には決してできない、女性が共感の持てる人物像の気配を感じる」「これから女性が聴いても共感の持てる古典落語の演じ方が求められる時代の、旗頭になれる落語家(になって