アニメ制作会社の社長やスタッフに、自社の歴史やこれまで手がけてきた作品について語ってもらう連載「アニメスタジオクロニクル」。多くの制作会社がひしめく現在のアニメ業界で、各社がどんな意図のもとで誕生し、いかにして独自性を磨いてきたのか。会社を代表する人物に、自身の経験とともに社の歴史を振り返ってもらうことで、各社の個性や強み、特色などに迫る。第16回に登場してもらったのは、スタジオコロリドの代表取締役・金苗将宏氏。創設者の宇田英男氏から引き継ぎ、現在代表取締役を務める金苗氏に、スタジオコロリドの歴史から、「ペンギン・ハイウェイ」と「薄明の翼」で迎えた転機、そしてスタジオが掲げる未来図まで語ってもらった。 取材・文 / はるのおと 撮影 / 武田真和 大学生の自主制作アニメをきっかけに生まれたスタジオ現在、ツインエンジングループの傘下にあるスタジオコロリドは、大手電機メーカーからアニメ業界に飛
