日本のアニメ文化が、国内はもちろん海外の人たちから高い評価を得ているのは、今では議論の余地もありません。 多くの日本のアニメーションが輸出され、世界中から支持を得ています。そんなアニメ業界ですが、1963年の第1次アニメブームから数えて、今では「第4次アニメブーム」の時代だと言われています。 今までのアニメブームを振り返るとともに、これからのアニメ産業はどうなるのでしょうか? 今回は長きにわたりアニメを研究している、アニメ評論家の藤津亮太さんにお話をうかがってきました。全3回の連載です。 藤津亮太(ふじつ・りょうた) アニメ評論家。’68年生まれ。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりフリー。雑誌・WEB・BDブックレットなど各種媒体で執筆中。著書に『チャンネルはいつもアニメ』(NTT出版)、『声優語~アニメに命を吹き込むプロフェッショナル~』(一迅社)、『プロフェッショナル13人が語