GREEN DAYが切り拓いたポップ・パンク黎明期90年代初頭~文化的に成熟し、個性豊かな多くのバンドが登場した2000年前後の隆盛期 90年代より一貫してポップなパンクを奏で続け、音楽シーンに幾度となく多大な影響を与え続けてきたバンド、GREEN DAY。そんな彼らが、約4年ぶり通算14作目となるアルバム『Saviors』をリリースした。近年、2000年代初頭に引けを取らない盛り上がりを見せるポップ・パンク・シーン。その只中に投下された、元祖にして本家ポップ・パンク・バンドとも言えるGREEN DAYのとどめの一発は、後続のバンドや若い音楽ファンにどのような影響をもたらすのだろうか。 本記事では、様々な面でパンク・ロックの新しい時代を切り拓いてきたGREEN DAYとその周辺の音楽史的な流れを踏まえつつ、彼らに続きポップ・パンク・シーンを支えた多くのバンドたちや、シーンの衰勢、そしてここ
Member:Toru Bara(Vo) Kousuke Matsuzaki(Gt) Satoshi Matsushima(Ba) Interviewer:荒金 良介 -バンドは2006年結成ですよね。当時はSatoshiさんとKentaさんだけでしたが、どんな音楽をやろうとしていたんですか? Satoshi:最初はあまり深く考えず、たまたまバイト先にKentaがいて、一緒にスタジオに入って遊ぶようになりました。それからメンバーを集める中で、みんなメロデスっぽいものが好きだから、そういうものをやろうと。今はメタルコアっぽくなってますけど。 -メタルコア要素が強くなったと。 Satoshi:それも深く考えたわけではなく、ちょうど時代的にメタルコア・ショックが来ていたので、それに影響を受けました。で、メロデスから徐々にメタルコアに寄っていきました。 -最初にスタジオに入ったときは何かのバンドの
Member:和嶋 慎治(Gt/Vo) 鈴木 研一(Ba/Vo) ナカジマ ノブ(Dr/Vo) Interviewer:清家 咲乃 今年バンド生活34年目を迎えるハード・ロック/ヘヴィ・メタル・バンド、人間椅子。2013年、2015年の"OZZFEST JAPAN"出演、複数の楽曲提供やタイアップ、2020年のヨーロッパでのワンマン・ツアー開催などを経て、まさに再デビューといった勢いのある活躍を見せてきた3人が2年ぶりとなるオリジナル・アルバムを世に放つ。23枚目にしてこれまでにない新機軸もあり、変わらずそこにある中軸もあり。移ろいゆく世界のなか、それでも彼らが生き生きと躍動できる秘訣は、本作を通じて感じ取れるはずだ。 -アルバム・タイトルの"色即是空"は以前「虚無の声」(2017年リリースの20thオリジナル・アルバム『異次元からの咆哮』収録)などの楽曲でも印象的に使われていましたが、時
母国語ロック好きは必聴! Iggy Popも惚れ込んだ、我が道をゆくロック・スタイル 最近、動画サイトやSNSでバズっている"英語じゃない歌"が気になっているロック・ファンのみなさま。そう、彼らが今話題のMÅNESKINですよ! ということで今回は、イタリア発のZ世代ロック・スター、MÅNESKINを紹介していきたいと思う。 イタリアの4人組ロック・バンドであるMÅNESKIN(マネスキン)は、2017年に人気オーディション番組"The X Factor(イタリア版)"への出演を機に、イタリア国内で人気バンドへの仲間入りを果たす。バンドの結成が2015年で、当時はまだメンバー全員が10代だったことを考えると、すでに完成された(ように見える)個性を爆発させた圧巻のパフォーマンスで、かなり早熟なバンドだったと言える。現在もメンバーは20歳すぎという若者ながら、一度聴いたら耳に残るキャッチーなフ
THOUSAND EYESが約4年半ぶりの新作となる4thアルバム『BETRAYER』を完成させた。新ドラマーとしてYU-TOが加入して以降、初となるフル・アルバムは、メロディック・デス・メタル/デスラッシュ特有の攻撃性と叙情性がさらに増したことにより、今まで以上にドラマチックな1枚に仕上がっている。最高傑作の呼び声も高かった前作『DAY OF SALVATION』から、"裏切り者"という意のタイトルを掲げた本作に至るまで、そして、様々な表情を見せる収録曲について、DOUGEN(Vo)とKOUTA(Gt)に話を訊いた。 THOUSAND EYES | 激ロック インタビュー 併せて、彼らから届いた動画メッセージも公開! こちらもお見逃しなく! THOUSAND EYES | 激ロック 動画メッセージ さらに、本日よりTwitterにてプレゼント企画がスタート! THOUSAND EYESの
深い悲しみを乗り越え、バンドは再び動き出す―― 強烈な個性を持ったフロント・ウーマン、Taylor Momsenを擁するオルタナティヴ・ロック・バンド THE PRETTY RECKLESSが、5年ぶり通算4枚目となるニュー・アルバム『Death By Rock And Roll』をリリースする。 Taylor Momsenと言えば、まずアメリカの人気ドラマ"ゴシップガール"のメイン・キャラクターのひとり、Jenny Humphreyを思い浮かべる方も多いかもしれない。実際、筆者自身もTaylorを初めて知ったのは同番組だった。そのため、シーズンが進んで突如ロック・ファッションに身を包み、ゴス・メイクを始めたJennyを見て、"あのかわいかったJennyが、なぜ!? この子どうしちゃったの?"と戸惑ったのだが、実際はそっちが本当のTaylorだった。もちろんJenny=Taylorではない
実力派プレイヤーを揃えつつ、コミケを中心にリリースを重ねるという独特なスタイルで活動を続けるUnlucky Morpheus、通称あんきも。ジャパニーズ・カルチャーの産物という側面を持つ彼女らのスタンスは異色にも映るが、そのサウンドは緻密に積み上げられ、真摯にメタルを追及するマインドが音にもよく表れている。現在のスタンスへと至ったきっかけから、今作のレコーディングまで、その独特なアプローチに迫った。 -初のインタビューとなりますので、Unlucky Morpheusがどういったプロジェクトなのかを教えていただけますか? 天外冬黄(以下:Fuki):Unlucky Morpheus(以下:あんきも)での活動のときだけ"天外冬黄(テンゲフユキ)"名義としていますが、LIGHT BRINGERのヴォーカルでもある私Fukiと、妖精帝國と電気式華憐音楽集団でも弾いているギターの紫煉(シレン)のふた
-今作は完全にダークに振り切ったメタル・アルバムになりましたね。 今まではハード・ロック、メタルのテイストが入った曲もありましたけど、今回からガッツリ激しい方に寄せました。新たなスタートですね。 -それは思惑どおりですか? もともと激しい曲が好きなので、振り切るとなったときは"よっしゃ!"と思いました。小さいころはアニメが好きで、アニソンや声優さんの曲も聴いてたんですけど、なんかしっくり来なくて。でも、"バジリスク~甲賀忍法帖~"というアニメのオープニング・テーマを陰陽座さん、エンディング・テーマを水樹奈々さんが担当していて、その曲を聴いたとき、"和"と"激しいメタル"の要素が混ざってるから、"ワー!"となったんです。あと、おじいちゃんの影響で演歌も聴いてました。 -歌い回しはどこか演歌っぽいにおいも感じました。 それはよく言われます。"演歌ロック"と言われることもあるので。 -"歌謡メタ
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