17日開幕「イスラーム映画祭3」、主催者の思いも 撮影中のメイ・マスリ監督=本人提供 ――ドキュメンタリー映画を多く撮ってきましたが、この映画は劇映画なのですね。きっかけは? 1980年代後半に出会ったパレスチナ人女性から、刑務所の中で出産した話を聞き、私も2人の娘の母親としてとても心を動かされたのです。調べると、何人もの子どもたちが刑務所の中で生まれ、育っていました。そうした経験のある女性を探し出し、会いました。作品に出てくるキャラクターは、本当にいた人物をモデルにしており、実際に起きた出来事です。フィクションの形をとっていますが、実話を元にしています。 『ラヤルの三千夜』 ――終始、刑務所が舞台です。どのように撮影し、どんな思いを込めたのですか。 撮影は、ヨルダンにある本物の刑務所で行いました。国中を探し回り、使われていない刑務所を見つけ、幸運にも撮影の許可を得ることができました。刑務
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