第521回の「入門システムコンテナマネージャーLXD 3.0」をはじめとして本連載で何度も登場している「LXD」は、システムコンテナの管理ツールです。つまりホストマシン上で動いているLinuxカーネルのコンテナ関連機能を用いて構築された隔離システムを立ち上げることを想定しています。そんなLXDが最近のリリースで、コンテナだけでなく「仮想マシン」もサポートするようになりました。今回はLXDの最新版を使って仮想マシンを起動してみましょう。 QEMUを利用した仮想マシンサポート 繰り返しになりますが、LXDはシステムコンテナの管理ツールです。Dockerのようなプロセスコンテナ(アプリコンテナ)とは異なり、システムコンテナではinitプロセスも含むシステム一式をまるまるコンテナの中で立ち上げます。つまりホストとゲストでカーネルを共有し、コンテナ機能を用いてホストと隔離していること以外は、「軽量
![第609回 LXDからコンテナではなく仮想マシンを起動する | gihyo.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5a3d627876f00cb8e66167afde9073898d91f595/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2FICON%2F2022%2F1902_ubuntu-recipe.png)