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2014年5月17日のブックマーク (5件)

  • 日本経済の成長&景気循環メカニズム

    インターネット動画「チャンネルAjer」の収録を行いました。 今回は「日経済の成長&景気循環メカニズム」というタイトルで、全体で約45分のプレゼンテーションになっています。 動画:『日経済の成長&景気循環メカニズム①』島倉原 AJER2014.1.31(1) – YouTube 前回は「グローバル金融危機の発生メカニズム」というタイトルで、不動産バブルとその崩壊を伴うグローバルな金融危機が、20年弱の周期で発生するメカニズムについてお話しました。 今回はそのようなメカニズムを前提に、実体経済においても発生する周期20年弱の景気循環を説明する試みとして、私自身が作成した簡易なマクロ経済モデルを提示し、その示唆するところを述べています。 ↓今回のモデルを説明した論文(邦題「内生的景気循環モデルを用いた、日経済の長期低迷の分析」)の掲載サイトです。 島倉原論文掲載サイト オールド・ケインジ

    日本経済の成長&景気循環メカニズム
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    API 2014/05/17
    乗数4ってのはクーと一緒やな。
  • バランスシート不況説の問題点 ー 失われた20年の正体(その6)

    こんにちは、島倉原です。 今回は、失われた20年の原因を巡る諸説のうち、(5)バランスシート不況説、を取り上げたいと思います。 また、全く別のルーツではありますが、同説と共通点を持ち、時には同じような文脈で用いられることもある「金融不安定性仮説」についても述べてみたいと思います。 日発のバランスシート不況説 バランスシート不況説は、バブル崩壊後の日経済の低迷を説明するものとして、野村総合研究所のエコノミストであるリチャード・クー氏が唱えたもので、要約すると以下の通りです。 「資産価格のバブルが崩壊して借金だけが残り、多数の民間企業や個人のバランスシートが毀損すると、企業は運営方針が『利益の最大化』から『債務の最小化』に転換する。その結果総需要(利益成長のための設備投資等)が減少して経済低迷と更なる資産価格下落が生じ、企業はより一層債務の返済に突き進んでしまう(合成の誤謬)。これがバラン

    バランスシート不況説の問題点 ー 失われた20年の正体(その6)
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    API 2014/05/17
    この論考は確かに一考する価値があるな。企業の自己資本の拡大その物は過剰貯蓄の拡大でもあるのでBS不況を否定するものではないが、負債の推移は確かにBS不況を説明できていない。
  • 文系学部って必要なの?

    もうちょっと詳しく言うと、旧帝大クラス以下のレベルの大学で文系学部って必要なの? 安倍政権の大学改革で、文系不要論が台頭してるので、文系の皆さんが大騒ぎしてるんだけど、理系の自分としては、複雑な心境になるんだよね。それって自業自得ってところもあるんじゃないの?っていうか。 旧帝大クラスの文系でも,ぬるま湯につかりすぎだろって、理系の人間なら誰でも思ってるんじゃないかな。毎年毎年授業は変わり映えもせず、試験もレポートも楽勝、学生も教員もそういったぬるま湯に浸りきってる感じ。じゃあ、文系教員が研究してるかというと、文系で、コンスタントに海外の論文誌に発表してる教員って、「割合として」そんなに多いのかな? 理系だと、論文は普通英語で書くし、海外で研究発表してなんぼで、もちろん業績というのは査読つきで初めて評価される。社会や経済方面でグローバル化が云々されて久しいけど、理系だと昔から戦場は世界であ

    文系学部って必要なの?
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    API 2014/05/17
  • 乗数効果低下論は主流派経済学の錯覚 ー 失われた20年の正体(その16)

    こんにちは、島倉原です。 財政出動が経済成長をもたらす根拠となる乗数効果について取り上げてきましたが、経済学者の間では、乗数効果の存在は認めつつも、「1990年代以降、乗数効果は低下している(従って、財政出動してもあまり意味がない)」という議論が多いようです。 今回は景気循環論の観点から、こうした議論が「主流派経済学の非現実的な議論に基づく錯覚」であることを論じてみたいと思います。 主流派経済学の分析手法であるVARモデル 例えば、リフレ派の経済学者・エコノミストの方々の共著「リフレが日経済を復活させる」第6章では、飯田泰之氏(明治大学政治経済学部准教授)がこのテーマを取り上げています。飯田氏は、1990年代以降時を追うにつれて財政政策の有効性が低下していることを分析したものとして、自らの共著論文の概略を紹介しています。 そこでは、「1980~1991年」「1980~1996年」「199

    乗数効果低下論は主流派経済学の錯覚 ー 失われた20年の正体(その16)
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  • ノーベル賞経済学者の大罪

    ノーベル賞経済学者の大罪 Vices of Economists, The - The Virtues of the Bourgeoisie ディアドラ・N・マクロスキー / 筑摩書房 / 2002/10/10 ★★★★★ それ言われても困っちゃうんですよ的指摘 どこかで見た名前だと思っていたら、『性転換』の人だった。50歳を越えて性転換手術を受けて女性になった経済学者である。その事情を汲んで、翻訳はオカマ文体というかオネエ言葉になっている部分がある。勘弁してほしい。 現代経済学について「そう言われても困ります」と返すしかないような根的指摘をする。著者によれば、経済学者に個別に話をすれば、みんな「そのとおり、私もずっとそう思っていました」と答えるが、いざ公の場で口にすると反感を買うそうである。その論点は次の3つ。(1) 経済学における統計的検定の使い方の問題、(2) 数学重視の傾向の弊

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    API 2014/05/17