2014-10-22 量より金利 銀行は貸出によって預金を創造するわけですが、そうすると疑問として湧いてくるのが、貸出競争によってマネーストックが際限なく増大(→バブル、高インフレ)してしまわないのかということです。 金融ビッグバンの幻想と現実作者: 山口義行出版社/メーカー: 時事通信社発売日: 1997/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 銀行が自分で「おカネをつくりだして」貸し出しができるのであれば、銀行はいくらでも無制限に貸し出しできるはずだから、日本銀行が金融を緩めたり引き締めたりすることなどおよそできない、ということになるはずだからです。 もちろん、そのようなことはありません。 銀行はなぜ預金集めをするのか[…]その答えは簡単です。それは、一言で言えば、預金の支払い(払い戻し)をするためです。私たちは、銀行が預金集めをするのは貸し出しのための「原資」を調達しなけれ