あるニセ科学において「科学的に正しい」と主張されたとする。それをニセ科学批判者が「科学的に正しいというのは間違い」と批判する。 発言において特に注記などがない場合、それぞれの言葉をどのように解釈するべきか。昨日までtittonさんという方とやり取りをさせていただきました。すでにディスカッションは止めさせて頂いたのですが、この判断において二つほど深く同意できる文章がありましたので引用させて頂きます。 引用: > 相手にとっては無限の解釈が可能となり、それすなわち”無意味”となります そうはならない。たとえば俺の一連の主張の中では一貫した意味で用いなければならない。 http://d.hatena.ne.jp/genb/20090127/1233053808#c1233752397 引用*1: > 全ての言葉においてtittonさんの独自ルールの意味をとして利用しているのか、辞書通りの意味なの
現在、「はやぶさ」は平成22年6月の地球帰還に向けて鋭意運用中です。 「はやぶさ」はイトカワの軌道離脱後、平成19年10月18日にイオンエンジンを停止させ、地球帰還へ向けた第1期軌道変換を完了しています。 これまで慣性飛行を続けてきた「はやぶさ」のリアクションホィールを駆動させ、三軸姿勢制御を確立後、本日イオンエンジンを再点火させて動力飛行を開始しました。イオンエンジンの再点火確認時刻は11時35分です。今後、平成22年3月頃までイオンエンジンによる加速を徐々に行い、地球帰還へ向けた第2期軌道変換を引き続き実施する予定です。 その後は平成22年4月頃から6月頃まで、ある程度地球に近付いてきた「はやぶさ」を、地球の軌道により精密に近付ける軌道誘導を行い、平成22年6月にカプセルを大気圏に突入させる計画です。 ここまで、イオンエンジンの宇宙作動合計時間は31,000時間、軌道変換量(※1)は、
KAITOを購入してから、このVOCALOIDはどんな声が出せるのかと色々試行錯誤。その後この声にはどんな曲・どんな歌い方が合っているんだろうか、と考えた末に出た一つの結果がこの曲です。※イラストは憂さん(http://arcadia-art.com/)からお借りしています。---多数の視聴ありがとうございます。千年の独奏歌が小説になりました → http://www.php.co.jp/1000nen-novel/---千年祭に感謝!→mylist/13298129 素敵PVに感謝!→mylist/7378050 歌ってみたの方々に感謝!→mylist/6683156mp3(off-vocal含)→http://yanagi.ash.jp/storage/他作品→mylist/2912679
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
「助産師会、大丈夫か | 医療報道を斬る - 楽天ブログ」という記事を読んだ。「千葉市の助産師会がホメオパシーの専門家を呼んで研修会をした」ということに触れられている。 たぶん、「これはひどい」と思う人も多いだろうし、私もそう思うんだけど、これが氷山の一角に過ぎないのも事実。 例えば、神奈川助産師会のWebページの「神奈川県助産師会 | トップ」というページを見てもらいたい。今までの研修会一覧を見ることができる。 ここからは研修の詳細は分からないけれど、「ハローベビーかながわ」主催のものを見ると、この方面に詳しい人なら危うい雰囲気を存分に感じてもらえるものと思う。 元記事は千葉だし、上でリンクしたのは神奈川ということで、首都圏の話になるけど、地方でも助産師がニセ科学や自然信仰をどんどん導入している話を聞くことができる。 神奈川助産師会の件については、日本助産師会に意見を送ったのだけど、今の
科学的根拠の乏しい代替療法であっても、安価で安全でさえあれば、感冒などの自然治癒する病気や、逆に末期癌のような積極的な治療手段のない病気に(緩和ケアと併用しつつ)使用するのは、私は必ずしも否定しない。しかし、他の有効な治療法の妨げになるようであれば、許容できない。気管支喘息は、適切に治療しなければ死にうる病気である。気管支喘息について、標準的医療を否定し、根拠の乏しい代替療法を勧めるのは殺人に相当する行為である。由井寅子が学長を務めるThe Japan Royal Academy of Homoepathyのサイト*1より。 タイトル: 息苦しくなった時に喘息系の色々なレメディーを飲んでもなかなかヒットせずあまりの苦しさに気管支拡張剤を使ってしまう・・・というパターンが多いです。 記事No: 2404 投稿日: 2008/11/13(Thu) 01:15 投稿者: 女性・33・福岡県・一般
さて、鰯の頭の方が効果があるかもしれない*1と判明したホメオパシーですが、そのメカニズム自体も無理があることを知っておいてもいいかもしれません。 ちなみに、メカニズムが既存の科学との整合性を取れないから「ありえない」と主張するのは「いかにして問題」といわれるもので、使い方次第では良くない批判なのですが、これまでのエントリがあった上で、メカニズムもおかしいという話なので、問題ないでしょう。 ホメオパシーの主張するメカニズム ホメオパシーは「水に溶けているどんなものよりも、何も溶けていない水のほうがよく効く」という矛盾を孕んでいる。 ホメオパシー - Skeptic's Wiki ホメオパシーは基本的に「患者の症状は、その症状を起こす物質を極めて薄くしたものを与えることで改善できる」という考え方です。この極めて薄いというのがポイントで、「薄ければ薄いほど良い」と主張する人もいます。 どれぐらい
IDEA*IDEA : 【東京ブック】 断り上手は成功上手 断り上手を極めていくと、誘われる前にもう既に断っているという境地に達し、誰からも誘われなくなりました。 それは何故か? ニセ科学批判者のニセ科学に対するアプローチが間違っているからです。 おそらく多くのニセ科学批判者も、次のような行為をしていることと思う。 初詣に行く。 葬式に行く。 科学の実験に際し「うまくいきますように」と祈る。 ダイエット中なのにお菓子を食べてしまう。 「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」とイエスは言いました。「あなただってもし知り合いが亡くなったら葬式に行くんじゃないですか? それって、科学的な行為なんですか?」とホメオパシー実践者に問われたら、ニセ科学批判者はどう申し開きをするのだろう? というわけで、「ホメオパシーは科学的ではない」みたいなやりかたは、説得力に欠ける。「あな
注意書き まずはじめに、これはニセ科学批判者向けなので、それ以外の人は読まないでお帰りください。どうぞよろしくお願いします。ニセ科学批判者以外には変な誤解を生みそうですから。 次に、なるべくエクスキューズ。今回、話の種として使うために特定の話を取り上げますが、今回の例が典型的なものであるというわけではなく、単に最近話題になったので取り上げたというだけです。さらに、「ニセ科学批判者のやりかたは間違っている」とか「ニセ科学批判者のやりかたは逆効果だ」とか主張するつもりは全くありません。特にモラルから逸脱していることもないかと思いますし、逆効果かどうかなんて私には判断できません。というわけで、タイトルの「批判」という表現は煽りです。 取り上げるのは「詭弁者: Interdisciplinary」でのTAKESANさんのやり方です。 その議論は誰を対象にしているか エントリ自体よりもコメント欄を見
http://seisin-isiki-karada.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-4ad1.html から始まった http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090119 あたりでのもめ事に横から口出し。 表題の通り、匿名ダイアリーに書いた理由は ・横やりとしてコメント欄に書くには長すぎる ・かといってこのためだけにブログを立ち上げる気力は無い からで、特に意味はないです。 で、結論としては、そろいもそろって「トンデモが言うことはトンデモだからちゃんと聞く必要は無い」という考え方に取り憑かれている様で。 NATROMさんとかもっと理性的に相手の言うことを聞けると思ってたんだけど。 tittonさんは結構まともなこと言ってるのに相手がそんな状況だから理解されずに孤立無援になっちゃってるという。 以下、各論。 そもそもtitton
「科学の問題であるかどうか」は、提唱者が「科学」と呼んでいるかどうかではないですよね。再現可能な客観的事実として提示されているのであれば、ポエムと呼ぼうがなんと呼ぼうが、科学者の検討対象になります。「物質の性質についての事実の言明」であるかぎり、そうなります。 もうひとつ言うと、彼らの白衣と顕微鏡と冷凍室というセットアップは「科学に見せかけるための道具立て」なわけだから、「ニセ科学」と呼ばれてもしょうがないでしょう。 自称「ポエム」なだけです。 (略) 上記は、冒涜がまたひとつ(Chromeplated Rat 2008-06-13)のコメント欄から、阪大のきくちくんのもの。 元エントリは「水からの伝言 4」の刊行にからんで書かれたもので、ご覧の通りエントリもコメントも半年前のもの。いまさら半年前のコメントを引っ張り出してきたのは、下記のエントリ関連で立て続けに「江本は科学じゃないと言って
タイミングとパッケージ(光文社新書「もうダマされないための『科学』講義) (Chromeplated Rat) 肩こりの原因・症状・予防 (肩こり 解消法) [徒然]少数分類が、既に現代の心理学からは遅れていると思われる点について。 (Fragments) [専門家と素人][ニセ科学]科学コミと熱意の非対称性の問題(とおまけ) (思索の海) わたしもいっちょう黒歴史を曝すか。 (A Translator Like Croton Leaves) [雑談]どうやら恥じらいつつも自分の黒歴史を公表するのが流行っているようなので (ベムのメモ帳Z) 人に黒歴史あり (ばらこの日記) 視線制御の運動共鳴 (哲学はなぜ間違うのか?) 応力 (Chromeplated Rat) レメディを考える (杜の里から)
疑似科学(ニセ科学)は「科学であるように見せかけていながら、科学ではないもの」をいう。血液型性格診断、マイナスイオン、水からの伝言、ゲーム脳、EM菌などが、疑似科学の例として挙げられることが多い。疑似科学に対してさまざまな批判がなされているが、この疑似科学批判に対してさらに批判がなされることがある。いわゆる疑似科学批判批判である。疑似科学批判の中に不適切なものや行き過ぎたものもあるだろう。そういうものに対する批判は別にかまわない。ただ、疑似科学批判批判には的外れなものが多いように私には思われる。たとえば、こんな具合。 ■詭弁者(Interdisciplinary)のコメント欄のtittonさんの発言より > 「なぜ水伝は擬似科学では無いか」もよろしく。 だから水伝は(少なくとも最近の水伝は)科学を自称していない。科学でないと明言さえしている。科学を自称していないものを疑似科学と呼ぶなら宗教
TAKESANさんの粘り強さというか忍耐力はいつも見習いたいと思うところです。 詭弁者: Interdisciplinary このコメント欄での水伝に関する問題についてはNATROM先生がすでにエントリを上げていますのでぜひ。 「水からの伝言」は科学を自称していないから疑似科学ではない? - NATROMの日記 そういえば「水伝はそもそも科学じゃないって主張してるじゃない」って言う人は昔うちのコメント欄にも来てたなあ。 ところで僕が気になっているのは、疑似/ニセ科学批判批判で時々見かける、「そんなやり方じゃ疑似/ニセ科学は無くならないよ」というような文言。僕の知る限りでは、そんなことを直接の目標として掲げている、ニセ科学批判をしている人っていないような気がするのですが、いかがでしょうか? そもそも下のまとめサイトを見てもらえればわかるように、ニセ科学批判をする動機からして人それぞれなので「
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
A)僕たちはありもしないものを見る 【呪術は全面的な因果性をその公準とする】ネタの続きというか補足というか。 僕たちはランダムなパターンの中に何らかの意味を見出すような心性を生まれつき持っているようですにゃ。インチキやプリントミスでない心霊写真というのは、だいたいランダムなパターンに顔を発見してしまうものですよにゃ。【後から】意味を見出すということにゃんね。 心霊写真のほかに、典型的なのが例えばこれ 第2次世界大戦で空襲を受けたときのロンドン市民の反応など歴史事例にも、この傾向は見られる。戦後の統計解析では空襲は都市全体にランダムに行われたことが明確に示されているが、人々は都市の特定の場所が狙われ、別の場所は狙われていないと確信していた。狙われていない場所に住む人々は、ナチのシンパだと疑われ、生活や安全を脅かされた。そして、狙われていると思われる地区から人々は、実際に系統的空襲ではないのに
というわけで、前のふたつのエントリから、科学の方法として妥当な線で主張を行っているのならば、まともな相対主義を改めて持ち込む必要がないという結論に至ったんだけど、納得してもらえたかどうかはちょっと不安。まあ、あんまり気にせず、相対主義に関するエントリの後編として、もっともよく見かけると思われる「行き過ぎた相対主義」について書くよ。 行き過ぎた相対主義 相対主義的な考え方をどこまでも推し進めると、「人間は絶対的な真実には到達できない。あらゆるものは相対的であるから、どのような主張も否定できない。」なんて考え方に陥っちゃうんだよね*1。絶対的な真実でなければ皆同じって考え方に繋がる。まさに糞でも味噌でも一緒にしちゃう主張だよね。糞味噌一緒問題は『はてなダイアリー』とか『Archives » ページが見つかりませんでした』が面白いかな*2。 現実から離れて、哲学的だったり論理的だったりする事しか
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