各医療機関で決める出産費用について、4月までの1年間に全国の医療機関の半数近くが値上げしたことがわかった。厚生労働省が7日公表した。4月の出産育児一時金の引き上げを理由とする機関も多かった。 【写真】長谷川眞理子さんは、女性は出産すれば母性本能が必ず芽生えるというのは「大いなる誤解で幻想」と語る 出産育児一時金が原則42万円から50万円に引き上げられたのに合わせ、「便乗値上げ」が起きているといった指摘を受け、同省が全国の医療機関や助産所にアンケートし、約1700施設の有効回答を得た。 その結果、昨年3月までの4年間での値上げが26・5%だったのに対し、今年4月までの1年間では44・5%に上昇。一時金の増額が決まった後の1月以降に値上げを決めた施設は、26・5%だった。