琵琶湖西岸の松ノ木内湖に戻ったコハクチョウの群れ=滋賀県高島市安曇川町で2012年12月12日、塚原和俊撮影 静けさが戻った湖に、コハクチョウさんお帰りなさい−−。琵琶湖西岸にある滋賀県高島市の松ノ木内湖で今年3月、映画撮影クルーに爆竹で脅されて逃げ去った渡り鳥のコハクチョウが今冬、戻って来た。42羽が同内湖をねぐらにしていることを専門家が確認した。「危険を感じて戻って来ないかも……」と気をもんでいた住民たちは「よかった、よかった」と胸をなで下ろしている。 【毎日動物園・鳥類別館】夕暮れ…水辺に降りるコハクチョウなど、ほか多数掲載 地元住民によると、11月下旬に最初の1、2羽が飛来した。毎日新聞が今月12日早朝に現地で取材したところ、幼鳥8羽を含む42羽が「クオー、クオー」と鳴きながら泳ぎ、日の出から30〜45分後に十数羽〜数羽のグループに分かれて飛び立つ姿が確認された。コハクチョウは