X子さんの取り調べを担当した元刑事の佐藤誠氏(撮影/上田耕司) この記事の写真をすべて見る 「週刊文春」のスクープにより、木原誠二官房副長官の妻X子さんの元夫の“怪死事件”に耳目が集まっている。「警察は『事件性はない』と言うが本当は殺人事件なのでは?」「警察の捜査に木原氏が圧力をかけたのでは?」など、さまざまな疑念が飛び交うなか、7月28日、X子さんの取り調べを担当した元警視庁捜査一課刑事の佐藤誠氏が会見を開いた。「断言しますけど、事件性はありですからね」。こう断言した佐藤氏だったが、警察歴30年の元刑事である犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏はこの会見をどう見たのか。 【顔を出して「再捜査」を訴えた安田種雄さんの実父】 * * * ――佐藤氏は、Xさんの元夫である安田種雄さんが亡くなっていた現場について、「あれを見て自殺と言う刑事はいないと思います」と語りました。 私も自殺だとは考えられ