さいたま市桜区の桜環境センター内にあるリサイクルセンターで4月、不燃ごみのリサイクル設備にある選別機などが焼ける火災があった。 家庭ごみとして捨ててはいけないリチウムイオン電池が混入して発火したとみられ、修理費は約3千万円。リサイクル設備は連休明けまで稼働出来ない見通しで、市はリチウムイオン電池を家庭ごみとして捨てないよう呼びかけている。 市環境施設管理課によると、ごみ収集車から持ち込まれた不燃ごみはいったんピットと呼ばれる場所にためられる。その後、2度のごみを砕く工程を経て、選別機で可燃ごみと鉄やアルミとに分類される。今回の火災は4月10日午前9時20分ごろ、選別機と選別されたごみを運ぶベルトコンベヤー付近で起きたという。 携帯電話や小型家電などに使われるリチウムイオン電池は、つぶれたり砕かれたりすると発火する性質がある。ピットやごみを砕く箇所には火災報知機と散水設備があるが、水をかける