静電気というものが最初に認識されたのは、 古代ギリシャ時代までさかのぼるそうです。 当時、お洒落の一つとして琥珀を使用したアクセサリーに人気がありました。 この琥珀は綺麗な見た目とは裏腹に、 何故かホコリが表面に付着し、 直ぐにくすんでしまいました。 そのほこりを頻繁に擦すって落していましたが、 すると不思議な事に、擦れば擦るほど余計にほこりがつく始末でした。 哲学者タレスはいろいろ実験をした結果、 琥珀を磨くとなんらかの作用が起こり、 「物を引き寄せる現象」が起こる事を発見しました。 しかし、それが電気のせいだという事までは分りませんでした。 静電気であるという認識が確立されたのは、 1500年代中期頃になります。 (イギリスの医師・物理学者のウィリアム・ギルバートによる。) この頃から電気 (electricity) という言葉が使われたことになります。 補足: ギリシア人は琥珀を「e
