先日、HTMLの仕様が変更され、属性値内に記述した<と>がエスケープされるようになりました。この変更は6/25にリリースされたChrome 138やFirefox 140をはじめ、Edge, Safariも次のバージョンでサポートされる予定です。 この変更は主に、XSS脆弱性の防止に役立ちます。Web制作者に与える影響と潜在的な問題について紹介します。 HTML spec change: escaping < and > in attributes 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様のライセンスに基づいて翻訳しています。基づいてというのは、貢献部分に関して同ライセンスも含みます。 はじめに 変更点 変わらなかった点 何が壊れないのか 何が壊れるのか 終わりに はじめに 2025年5月20日にHTMLの仕様が変更され、属性内の<と>がエスケープされるようになりました。これによ
サーバサイドJavaScriptの標準策定を目指す「WinterTC」がECMA International傘下で始動、W3CのWinterCGから移行 W3CでサーバサイドJavaScriptを中心とした非Webブラウザ環境におけるJavaScriptの互換性について議論してきた「Web Interoperable Runtimes Community Group 」(WinterCG) とECMA Internationalは、サーバサイドJavaScriptランタイムにおけるAPIの互換性を実現するための新グループをECMA International傘下の「TC55 – Web-interoperable server runtimes」(WinterTC)として設立すると発表しました。 WinterTCには、Node.js、Deno、Verel、Fastly、Netlify、Sh
Dataflow Proposals とは 以下の5つのプロポーザルをまとめて Dataflow Proposals と呼んでいる。 Stage 2: Pipe operator Stage 1: Call-this operator Stage 1: Partial application(PFA) Stage 1: Extensions Stage 0: Function.pipe and flow 例えば Pipe operator, Call-this operator, Partial application を組み合わせると、以下のように書けるようになる。(提案段階なので変わる可能性アリ) import { getAuth, getIdToken } from "firebase/auth"; function isPublic(article) { return articl
Today we’re excited to announce our support and collaboration on a new Stage 0 proposal to bring optional and erasable type syntax to JavaScript. Because this new syntax wouldn’t change how surrounding code runs, it would effectively act as comments. We think this has the potential to make TypeScript easier and faster to use for development at every scale. We’d like to talk about why we’re pursuin
JavaScriptには殆ど知られていませんが、環境によって5種類のコメント構文が存在します。厳密な内容は以下の仕様書をご覧いただくとして、この記事では概要を確認します。 Comments 仕様書 12.9より。これが一般的に誰でも知っているコメントです。 MultiLineComment(複数行コメント)
ES2021 Features! Logical Assignment Operators (&&= ||= ??=) Numeric Separators (1_000) Promise.any & AggregateError String.prototype.replaceAll WeakRefs & FinalizationRegistry Objects Logical Assignment Operators Logical Assignment Operators 📖. //"Or Or Equals" x ||= y; x || (x = y); // "And And Equals" x &&= y; x && (x = y); // "QQ Equals" x ??= y; x ?? (x = y);const updateID = user => { // We c
2022/06/22追記 最新仕様ES2022がリリースされたので、新しく記事を書きました。 JavaScriptの仕様はECMAScriptで、ECMAScript 2015(ES2015)、ECMAScript 2016(ES2016)...というように毎年進化を続けています。 これまでの仕様はES2020でしたが、先日2021年6月22日にES2021が正式仕様として承認されました。 22.06.2021 Ecma International approves new standards - Ecma International ブラウザ対応も完了しており、全モダンブラウザ(Google Chrome・Firefox・Safari・Microsoft Edge)でES2021の全機能が使えます。 本記事では、ES2021すべての新機能をまとめて紹介します。 大きな数値を_区切りで書け
JavaScriptのモダンな書き方 - ES2020のオプショナルチェーン、null合体演算子、動的import、globalThis等を解説 JavaScriptの仕様であるECMAScriptは年次で仕様が更新されています。ECMAScript 2020(ES2020)は2020年6月にリリースとなりました。現行のすべてのブラウザでES2020の機能は利用できますが、フロントエンドエンジニアにとって使いこなしたい記法ばかりです。 本記事ではES2020に焦点をあて、JavaScriptの新しい記述方法のメリットと使いどころを解説します。 オプショナルチェーン Optional Chaining(オプショナルチェーンやオプショナルチェーニングと呼ばれています)とは、?.構文を用いてnullやundefinedになりうる値へ安全にアクセスできる仕組みです。 利用シーン nullやunde
以下はMostafa Gaafarによる記事、7 New Exciting JavaScript Features You Need to Knowの日本語訳です。 7 New Exciting JavaScript Features You Need to Know JavaScript ( ECMA Script ) は進化する言語であり、たくさんのproposalやアイデアが出番を待ち受けています。 TC39 (Technical Committee 39) という委員会がJavaScript標準と新機能の定義を担当しています。 そして今年は彼らの活動が活発になっています。 以下は、現在ステージ3にある提案の一部の紹介です。 ステージ3は完成する直前の段階です。 これはつまり、この機能がブラウザやその他のJavaScriptエンジンにすぐに実装されることを表しています。 実際、以下の
morishitaです。 いこーよやいこレポでは、情報を共有してもらいやすいようにシェアボタンをページに置いています。 シェアボタン 現状はTwitterやFacebookなど各サービスごとにシェアボタンを用意していますが、 モバイルに於いてはWeb Share APIを使っても良い状況ではないか? と思って調べてみました。 ちなみにCan I use... ではこんな感じです。 Can I use ... Web Share API スマホに限るとiOS SafariもAndroid Chromeもサポートしているようです。 モバイルでは使えそう?! コード とりあえず、試すためのページを用意をしないと、ということで Web Share APIを使ったシェアボタンだけのページを作りました。 コードは次の通りです。 <html lang="ja"> <head> <meta charset
const arr1 = [11, 22, 33]; const arr2 = [44, 55]; const arr3 = [...arr1, ...arr2]; console.log(arr3); // => [ 11, 22, 33, 44, 55 ] const arr4 = [0, ...arr1, 0, ...arr2, 0]; console.log(arr4); // => [ 0, 11, 22, 33, 0, 44, 55, 0 ] 次の個所で利用可能です。 配列初期化子 [] オブジェクト初期化子 {} 関数呼び出し時の引数 () 分割代入 = 、関数の仮引数 () 配列初期化子 [] ... に続けて反復可能 (iterable) なオブジェクトを置きます。まあ普通は配列ですね。 ECMAScript® 2018 Language Specification 12
皆さんこんにちは。今回はJavaScriptの👻globalThis👻について解説しようと思います。globalThisはJavaScript (ECMAScript) の新機能です。現在TC39プロセスのStage 3にあり1、このまま何事もなければ近いうちにECMAScript2に正式採用されることになります。 この記事はJavaScript2 Advent Calendar 2018の5日目の記事です。 さて、皆さんはこのglobalThisを使ったことがあるでしょうか。私はありません。というか、現在のところglobalThisが利用可能なのは、つい今日安定版がリリースされたばかりのGoogle Chrome 71のみです。この記事にはglobalThisを使ったコード例が出てきますが、実際に動かしたい場合はちゃんとGoogle Chromeが最新版になっているか確認してください
結果はどうなったでしょうか。 自分が今使っているGoogle Chromeだとこうなりました。 結果は{a: 10}というオブジェクトです。まあ、これは当然ですね。3 + 5と入力すれば実行されて8が返ってくるのですから、{a: 10}というオブジェクトリテラルを書けば{a: 10}というオブジェクトが作られるのは当然です。 ……。 ここで、一部の人は「おいふざけんなよ」と思っているかもしれません。というのも、この例は環境によっては違う結果になるのです。具体的には、Chrome以外2のブラウザのREPL(FirefoxやEdgeなど)が該当します。あと、ts-nodeのREPLも該当するらしいです。これらの環境では、結果は{a: 10}ではなく次のようになります。 オブジェクトを作ったはずなのに結果が10とか意味不明ですね。そもそも、こんな簡単なプログラムで結果が全然違うとか、JavaSc
JavaScriptのパッケージマネージャ「npm」の開発元が、JavaScriptの仕様を策定するECMA TC39に参加 Node.js/JavaScriptのパッケージマネージャnpmの開発元であるnpm.incが、JavaScriptの仕様策定に参加する。npmが培ってきたパッケージ管理の知見が、将来のJavaScript仕様に反映されることが期待される。 標準化団体のECMA Internationalでは、データフォーマットのJSONやプログラミング言語のC#やEiffel、Open XMLファイルフォーマットなど、さまざまな仕様の策定を行っています。 ECMA Internationalが策定する標準のなかで、もっとも知名度が高いものといえばECMAScript、通称JavaScriptでしょう。ECMAScript/JavaScriptの仕様策定は、ECMA Interna
EcmaScript仕様第8版の新機能 EcmaScript 8もしくはEcmaScript 2017が、6月末にTC39から正式にリリースされました。私たちはこの1年、EcmaScriptについて色々と議論しているようですが、それは無駄なことではありません。現在、ES標準は新しい仕様のバージョンが年1回公開されています。ES6は2015年、ES7は2016年に公開されましたが、ES5のリリース時期をご記憶でしょうか。JavaScriptが魔法のように普及する以前の、2009年のことでした。 つまり私たちは、安定した言語としてJavaScriptの開発上の変化をたどっており、今や自分の語彙にES8を加える必要があるのです。 ES2017 (the 8th edition of the JavaScript Spec) was officially released and publishe
What they are, how they work, and why they are the way they are This article is also available in Russian Private class fields are now at Stage 2 in the JavaScript standard process. It's not finalized yet, but the JavaScript standards committee expects the feature to be developed and eventually included in the standard (although it may still change). The syntax (currently) looks like this: class P
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