第二次世界大戦での戦没者を追悼する「英霊顕彰・県民の集い」が8日、福岡市中央区の福岡国際ホールで開かれ、京都大教授の中西輝政氏が「歴史の書き換えが始まった!コミンテルンと昭和史の真相」と題して講演。東京裁判で確定した「事実」を見直すことの重要性を強調した。 中西氏は、コミンテルン(国際共産主義)の対日工作について「大正中期のシベリア出兵のころに始まり、旧陸軍の中にも秘密組織が作られた」と解説。東京裁判で「侵略戦争」の起点とされた張作霖爆殺事件には「コミンテルンがかかわっていた」と指摘した。 満州事変や南京事件などについても「東京裁判で確定した『事実』ばかりが今も語られるが、ほとんどが不確定の情報に基づいている」と批判。「日本が断罪された東京裁判は、再審を請求してもいいくらいだ」と主張した。 政府が日韓併合100年に合わせ、首相談話の発表を調整していることにも触れ、「日韓基本条約で両国は請求