マス倫懇「特捜あおった面ある」 報道に反省も 2010年9月30日 20:10 カテゴリー:社会 新聞社や放送局などでつくるマスコミ倫理懇談会全国協議会の第54回全国大会は30日午後も新潟市のホテルで続き、分科会討議があった。「検察とメディア」分科会で、毎日新聞大阪本社社会部の記者は厚生労働省の文書偽造事件の報道を振り返り「(地検特捜部の捜査は)警察よりも紙面に大きく載り、彼らのやってきたことをあおってきた面もあるのではないか」と指摘した。 逮捕直後に元局長村木厚子さんの主張を大きく報じたことなどを紹介し「無罪の可能性が頭の隅にあるなら、きちんと取材しようという空気を皆で共有するしかないのではないか」と述べた。 参加者から「検察の筋書きを追う取材が主で、それに乗ってしまったことを反省しないといけない」との意見が出た。 別の分科会にゲストとして出席した元検事の高井康行弁護士は「(証拠改ざん