米国の自主出版サービス、スマッシュワーズ(Smashwords)の創業者で著名なブロガーでもあるマーク・コーカー氏は1月4日、同社の2011年の業績を明らかにした。前年比3倍以上となる222%増の9万2,000点を刊行、支援する著者と出版社も183%増の3万4,000に増加した。「出版に門番は必要ない」というコンセプトで2008年に創業してから4年で、このフリー・プラットフォームは大規模なビジネスに成長する入口に立ったといえる。 自主出版支援サービスには、ファイル共有型サービスから出版社のセカンドレーベルまで、様々なタイプがあるが、スマッシュワーズのビジネスモデルは、フルサービスを提供しながら、(1)著作者からは販売時の成功報酬(定価の10%)を得る、(2)Smashwords.comで販売したものは実額の15%を得る、(3)それだけ、というもので、最も著作者寄りであるとことが利用者に評価