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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/fusshii (4)

  •  歴史問題と留学生 - fusshiiの日記(旧アメリカ留学備忘メモ)

    ■[アメリカ生活][雑記] 歴史問題と留学生 あまり、このネタは書きたくないのだが。 これまでも書いてきたように、アメリカの大学院に留学するとアジア人が沢山いて、アメリカ人とアジア人、というようなクラス構成になることが多い。これはイギリスの大学院などとは大きく異なる点で、国際色、という点では、アメリカの大学院なんて、全然国際色豊かでもなんでもないと思う。学部による違いはあるだろうけれど。 一方で、イギリスは、国策の一つが教育機関を使った世界中の高度人材のイギリス囲い込み*1にあることは明白で、以前も書いたが、旧大英帝国の植民地のエリートがオックスブリッジやロンドンに集結してくるし、欧州大陸諸国からも多くの留学生が集まるから大変国際色豊かと思う。このあたりの世界支配の構造については色々と思うところはあるけれど。 で、それだけアジア人が多いアメリカの大学院では何が起きるかというと。以前からもよ

  •  国内的文脈からのみ知財を語っても無意味 その2 - fusshiiの日記(旧アメリカ留学備忘メモ)

    ■[IT][知財][産業政策] 国内的文脈からのみ知財を語っても無意味 その2 プログラム権法の挫折 85年 かつて、旧通産省が提唱していたものの、米国政府とIBMの圧力で日の目を見ることがなかったプログラム権利法構想というものが存在した。長らく一般には忘れられていたが、最近、プログラム権法の再評価が若干散見されるようになっている。 この法律の狙いとそれが潰された背景については、残念ながら一般に流布しているしっかりとした文献がほとんど存在しない。したがって、再評価の内容そのものが、大変フワフワしたものになる嫌いがある。一番まとまっているのは、前ICANN理事の富士通の加藤さんが英語で記している以下のアメリカの法律関連図書。法律の専門書に近いので淡々と、という感じもあるのだが、当時の日米通商摩擦の最前線にいた経験を踏まえた、「闘い」の雰囲気がよく伝わってくる結構熱い。 Interfaces

  •  国内的文脈からのみ知財を語っても無意味 その1 - fusshiiの日記(旧アメリカ留学備忘メモ)

    ■[IT][知財][産業政策] 国内的文脈からのみ知財を語っても無意味 その1 知財計画2006とやらが世の中にはあって、少し議論をしている向きを見ることがある。 自分は、この計画が最初に作られたときに、前文を見て吐き気がしたので、その時点で関心を失っている。「我々は80年代のアメリカを真似て、知財を使った国際的通商保護政策を展開します。ヤングレポートを意識してます。」と堂々と書いてある。 英語でも全世界に発信していて、おいおい、と。ま、海外では余程の人でない限り誰も読んでないけどね。残念ながら。*1 こういうことは、思っていても露骨に書くべきでもないし、そもそもの認識が的ハズレなので、センスわりぃ作文だな、と思う。 ヤングレポートなんて知っているアメリカ人、専門家でもほとんどいない、って。また、国際的通商保護政策、と構えてるくせに、実際に大企業や著作権者がやってることは、裏で乱発されてる

  •  大学院からみたアジアの少子化、晩婚化 実感ベースの雑感 - fusshiiの日記(旧アメリカ留学備忘メモ)

    ■[ロースクール][雑記] 大学院からみたアジアの少子化、晩婚化 実感ベースの雑感 昨日、とある台湾関係者から、台湾出生率は日を下回っていて国家的問題になっている、といわれ、ちょっと調べてみたら、少し昔の数字だが、確かに、台湾だけ、というよりアジアの新興国で軒並み同じような問題が起きていると、一時話題になっていたらしい。 最新の合計特殊出生率をみると、タイが1.80(2002年)、韓国が1.19(2003年)、台湾が1.24(2003年)、シンガポールが1.26(2003年)、香港が0.94(2003年)となっている。タイを除けば、わが国(2003年に1.29)の水準を下回っており、特に香港は同じ年の東京都(0.9987)の水準をも下回っている。こうした低出生率に各国政府も危機感を持ち始め、シンガポールで顕著であるが、出生率回復のための政策が積極的に講じられるようになっている。 〜平成

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