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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (42)

  • 第76回 教育無償化、お金の配り方に注意(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    教育を無償化すればみんなが幸福になる」という通説の背後には、「教育は無条件によきもの」という信念がある。私はこれを疑わしいと思っているが、それは題ではない。 自由経済で格差が生じるのは当然と考えるひとも、「貧しさのために教育機会を得られないのは正義に反する」との意見には同意するだろう。一流大学に入学する学生のほとんどが裕福な家庭出身なのは、欧米でも日でも変わらない。貧しい家庭の所得を増やせば、教育を介して子どもはゆたかさを手にし、社会も好影響を受けるのだ。 だが、この主張はどこまで正しいのだろうか。 複雑な人種問題を抱えるアメリカでは、黒人貧困層に福祉の重点が置かれたため、白人保守派から「逆差別」との批判を受けることになった。これに反論するには、所得支援の効果を証拠(エビデンス)によって証明しなければならなない。 母子家庭の世帯所得を増やすには、行政からの生活保護、父親(別れた夫)か

    第76回 教育無償化、お金の配り方に注意(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/22
    “「教育を無償化すればみんなが幸福になる」という通説の背後には、「教育は無条件によきもの」という信念がある。私はこれを疑わしいと思っている”
  • 「働き方改革」の第二章は「解雇自由化」 週刊プレイボーイ連載(325) – 橘玲 公式BLOG

    「働き方改革」で政府は、同一労働同一賃金の実施を当初案から1年遅らせて、大企業は20年度、中小企業は21年度からにする方針とのことです。同じ仕事をしているのに待遇が異なるのは「身分差別」で、それを解消するのになぜ2年も3年も待たなくてはならないのかわかりませんが、「差別」の存在すら認めなかったことを思えば大きな前進です。それに対して、専門職に成果給を導入する「高度プロフェッショナル(高プロ)制度」は予定どおり19年4月からになりそうです。 ほとんど理解されていないようですが、これらの法律が厳密に適用されると「日的雇用」は根底から覆ります。 いまは「正社員への特別手当を非正規にも払え」というレベルの話ですが、すぐに「なぜ正社員は社宅に入居できて非正規は拒否されるのか」「親会社からの出向と子会社の社員で給与がちがうのは違法だ」という話になっていくでしょう。「一般職」を女性限定で募集するとか、

    「働き方改革」の第二章は「解雇自由化」 週刊プレイボーイ連載(325) – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/22
    “「なぜ正社員は社宅に入居できて非正規は拒否されるのか」「親会社からの出向と子会社の社員で給与がちがうのは違法だ」”
  • 第74回 年金受給繰下げて生涯現役(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    政府は、公的年金を受け取る年齢を70歳超まで先送りできる制度の検討を始めたという。現在は原則65歳が受給開始で、前後5年間の調整が認められている。これが年金受給の繰上げと繰下げだが、知りたいのは「どっちが得か?」だろう。 現行制度では、65歳より早く受給する場合は1カ月あたり0.5%ずつ減額され、遅く受給する場合は0.7%ずつ増額される。だがこれだけではすぐに損得はわからない。 そこでここでは、受給開始年齢を変えても受給総額が同じになる「理論的に平等な国民年金」を考えみよう。 国民年金の満額支給は現在月額6万4941円で、65歳の平均余命は男19.55年、女24.38年だから、生涯に受け取る年金の期待総額は男1524万円、女1900万円になる。60歳の平均余命は男23.67年(女28.91年)、70歳では男15.72年(女19.98年)だが、どちらを選んでも生涯で受け取る年金額を等しくする

    第74回 年金受給繰下げて生涯現役(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/22
    “「その前に寿命がきたら無駄になる」というかもしれないが、死んだあとのことまで心配しても仕方がない。長く働き、たくさん年金をもらい、平均余命まで生きられなかった分は国庫に返納する。早晩、そんな人生設計
  • 『専業主婦は2億円損をする』ニュースリリース – 橘玲 公式BLOG

    『専業主婦は2億円損をする』のニュースリリースをマガジンハウスの広瀬桂子さんがつくってくれました。読者の声も集められているので、テキストデータでアップします。 ****************************************************************************************** 「専業主婦」「2億円」に大反響! 橘玲著、『専業主婦は2億円損をする』。発売後早々に、このの紹介記事がYahoo!ニュースに紹介されるや、たちまち33万PVを記録。 書き込みは1000件に迫り、「子育ても家事も大変なのに」、「共働きがそんなに偉いのか」、「子育てこそが大事では」 といった専業主婦からの怒りの声をはじめ、コメント欄が騒然となりました。一方、「一部のよっぽどのエリートでなければ、女性が2億円も稼げるわけはない!」 という声は男性からも多く上

    『専業主婦は2億円損をする』ニュースリリース – 橘玲 公式BLOG
  • 海外投資はしなくてもいい(文庫版『国家破産はこわくない』あとがき) – 橘玲 公式BLOG

    文庫版『国家破産はこわくない』のあとがき「海外投資はしなくてもいい」を、出版社の許可を得て掲載します。親と同じですが、金融機関の営業姿勢はいまもほとんど変わっていないと思います。 **************************************************************************************** すこし前の話ですが、編集プロダクションを経営する知人の女性から相談を受けました。彼女の会社に証券アナリストの資格を持つ証券会社の営業マンが訪ねてきて海外投資を強く勧められたのだが、どうすればいいだろう、というのです。 その“アナリスト”氏は、彼女に日国の債務残高の推移を示すグラフを見せて、「こんなに借金を抱えていてはもうどうしようもない。日は破綻するに決まっている」と断言したそうです。 日の財政を家計にたとえると、「480万円の年

    海外投資はしなくてもいい(文庫版『国家破産はこわくない』あとがき) – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/22
    “唯一残されたのは、高齢者を「国家破産」で脅して手数料の高い金融商品を売りつける商売だけだった”
  • 文庫版『国家破産はこわくない』まえがき – 橘玲 公式BLOG

    文庫版『国家破産はこわくない』のまえがきを、出版社の許可を得て掲載します。 ****************************************************************************************** 書は2013年3月に発売された『日の国家破産に備える資産防衛マニュアル』(ダイヤモンド社)を文庫化したものです。 親の発売当時はギリシアが国家破産寸前に追い込まれ、地中海の島国キプロスはそのギリシアに多額の融資をしていたことで財政破綻し、実質的な「金融封鎖」に追い込まれました。島内の銀行は2週間にわたって閉鎖され、顧客は預金を引き出すことができなくなり、EUによる支援の条件として10万ユーロ超の預金に9.9%、それ以下の金額に6.7%が課税されることが発表されて大騒動になりました(その後、修正のうえ大口預金者のみが負担)。 その一

    文庫版『国家破産はこわくない』まえがき – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/22
    “(3)破滅シナリオ 国債価格の暴落(金利の急騰)と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融危機が起きて日本経済は大混乱に陥る”
  • 第73回 働き方改革、「身分制」打破から(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    安倍政権の進める働き方改革では、残業時間を減らして生産性を高めることが強調されている。しかしその前に、「なぜ日の(男女の)サラリーマンは残業時間が長いのに、先進国でいちばん生産性が低いのか」をちゃんと考える必要がある。 世界の労働者のエンゲージメント(会社や仕事に対するかかわり方)の度合いを調べると、日のサラリーマンは最低レベルだ。それもひとつの調査ではなく、OECDを含む10の機関でほぼ同じ結果が出ている。 これを手短に要約すると、「日のサラリーマンはものすごく長い時間働いているものの、生産性がものすごく低く、世界でいちばん会社を憎んでいる」ということになる。なぜこんなヒドいことになるのだろうか。 家庭に目を転じてみると、日では若い女性の3割が「将来は専業主婦になりたい」と思っているという。しかし不思議なことに、家庭生活に満足している女性の割合を国際比較すると、共働きが当たり前の

    第73回 働き方改革、「身分制」打破から(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
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    AsacaYontory 2024/10/22
    “日本では、男は会社という「イエ」に、女は家庭という「イエ」に所属する。”
  • 子どもがいるひとは、いないひとより3.6倍もその決断を後悔している 週刊プレイボーイ連載(337) – 橘玲 公式BLOG

    数年前、グーグル検索で「夫」と入力すると「死んでほしい」という候補が最初に現われることが話題になりました。その後、夫への恨みつらみをえんえんと書きつらねる「だんなDEATH NOTE」なるサイトが登場し、結婚生活に不満(というか憎悪)をもつが世の中にあふれていることが明らかになりました。検索頻度の高い言葉を自動表示するオートコンプリート機能はひとびとの音を示していたのです。 だとしたら、検索を調べることで社会の深層に隠されているものが見えてくるのではないでしょうか。じつは、匿名化されたビッグデータを使ってそれを調べている研究者がアメリカにいます。 データ・サイエンティストのセス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ『誰もが嘘をついている』(光文社)によると、英語で「……したいことは正常?」と検索したときのトップ表示は「人を殺したいと思うことは」で、「……を殺したいことは正常?」のトップは「

    子どもがいるひとは、いないひとより3.6倍もその決断を後悔している 週刊プレイボーイ連載(337) – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/20
    “英語で「……したいことは正常?」と検索したときのトップ表示は「人を殺したいと思うことは」で”
  • 「解雇規制の緩和」に反対する”差別主義者”たち 週刊プレイボーイ連載(618) – 橘玲 公式BLOG

    石破茂氏が自民党の新総裁に選出されましたが、選挙戦で注目されたのは解雇規制の緩和です。 この問題を考えるには、「そもそも日的雇用とはなんなのか?」から始めなければなりません。これは一般には、日が年功序列と終身雇用の「メンバーシップ型」、アメリカ仕事の内容に応じて採用や解雇を行なう「ジョブ型」だとされます。 最近はメディアもこのような説明をしていますが、これははっきりいって詭弁です。そもそもメンバーシップ型の雇用制度をもつ国は、もはや日くらいしかないのです。 バブル崩壊後の1990年代に、経済学者らが雇用制度を欧米型に変えるべきだと主張したときは、「ネオリベ」のレッテルを貼られ、はげしい批判を浴びました。それから20年ちかく、右も左も「雇用破壊を許すな」の大合唱を繰り広げてきました。 そんなひとたちが最近になって黙るようになってきた理由のひとつは、日の労働生産性が先進国では最低レベ

  • 橘玲 公式BLOG – ページ 2 – Tachibana Akira official BLOG

    18日発売の新刊『新・臆病者のための株入門』(文春新書)の「新版・あとがき」を出版社の許可を得て掲載します。書店の店頭で見かけたら手に取ってみてください(電子書籍も発売中です)。 ****************************************************************************************** 親のあとがきに「ひとには、正しくないことをする自由もあるからだ」と書いたが、2006年当時の私は、新興国の銀行・証券会社に口座を開設し、現地通貨で預金したり、株式を購入することにはまっていた。東アジアと東南アジアが中心で、モンゴルとミャンマーを除けば、ほぼすべての国に口座をつくった。インドネシア、ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシアなど、どこも思い出があるが、珍しいのはカンボジアとラオスの銀行・証券口座だろう。 このを書いている

    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/20
    “「日本的雇用が日本人(男だけ)を幸せにした」という主張は、真っ赤なウソだったのです。”
  • 安楽死の「先進国」だった日本で、なぜ安楽死の議論がタブーになっているのか – 橘玲 公式BLOG

    WEBメディアの依頼で2017年2月に書いた原稿ですが、現在は読めなくなっているようなので、後半部分をブログにアップします。前半はオランダの事情で、その後、状況はかなり変わってきている(より幅広く安楽死を認めるようになっている)ので、あらためて論じたいと思います。参考文献は三井美奈氏(産経新聞記者・執筆当時は読売新聞記者)の『安楽死のできる国』(新潮新書)です。 ****************************************************************************************** じつは日安楽死の「先進国」で、早くも1961年、安楽死を容認する6つの要件を名古屋高裁が示している。愛知県の20代の長男が、脳溢血で倒れ5年間寝たきりの父親が発作に苦しみ、「早く死なせてくれ」と悶絶するのを見るに忍べず、農薬を飲ませて死亡させるとい

    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/20
    “じつは日本でも、元衆議院議員・太田典礼氏を中心に発足した日本安楽死協会が1979年に「末期医療の特別措置法案」を作成し、国会への提出を目指したことがある。”
  • 自殺志願者に安楽死を – 橘玲 公式BLOG

    フランスの片田舎に住む20歳の青年ヴァンサンは交通事故で重症を負い、9カ月の昏睡状態に陥った。意識が回復した時、彼の全身は麻痺し、唯一、親指だけがわずかに動いた。ヴァンサンは親指を使って、愛する母親と会話を交わすようになった。彼が望んだのは、この悪夢のような人生を終わらせることだった。 ヴァンサンは、3つの計画を立てた。計画Aは、シラク大統領に手紙を書き、死ぬ権利を与えてもらうことだった。大統領はその手紙に心を動かされ、ヴァンサンの病室に自ら電話をかけた。だがフランス大統領には、彼の希望を叶える権限はなかった。 計画Bは、安楽死を合法化したオランダへ行くことだった。フランスのメディアは、ヴァンサンの大統領への手紙を大きく報じていた。彼は、その計画を実行するにはあまりに有名になり過ぎていた。 2003年9月24日、計画Cが実行された。ヴァンサンは、「事故後の人生で最高の日」と母親に伝えた。母

    自殺志願者に安楽死を – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/10/20
    “すべての人が生きる権利を持っている。だが誰も、生きることを強制することはできない”
  • 友だちレンタルやAIロボットで癒しと性愛は得られるか? – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2022年1月27日公開の「世界的なリベラル化が「孤独」を増殖し、 20年後にはロボットに癒しや性愛を求めるようになる」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 2018年1月、イギリスのテリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、もっとも大きな課題の一つ」として、世界初の「孤独担当大臣」を任命した。21年2月、菅義偉(前)首相が英国に次いで世界で2番目となる孤独・孤立対策担当大臣を任命し、内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」が設置さ

  • 「年金受給、75歳からは不利」の計算の詳細を説明します – 橘玲 公式BLOG

    昨日(3月4日)のエントリー「年金受給、75歳からは不利」について、計算の詳細が不明との指摘があったので、追加で説明します。 現行のルールでは、65歳受給開始を起点に、年金を繰り下げると1カ月あたり0.7%ずつ受給額が増えます。65歳の男性が厚生年金を受給するときの平均月額16万5668円(2018年)を基準にすると、年金を70歳に繰り下げると月額23万5249円(42%増)に、75歳なら月額30万4829円(84%増)になります。 この繰り下げルールのポイントは、年率8.4%(0.7×12)の単利だということです。そのため、5年繰り下げると42%増(8.4%×5/+6万9581円)に、10年繰り下げると倍の84%増(8.4%×10/+13万9161円)になるわけです。 話をわかりやすくするために、このルールのまま95歳まで繰り下げた場合にどうなるかを示したのが下のグラフです。95歳時点で

  • 第88回 年金受給、75歳からは不利(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    「生涯現役で活躍できる社会」を掲げる安倍政権は、「人生100年時代」に合わせて年金の受け取りを75歳まで繰り下げられるようにするという。受給額は65歳受給と比べて84%多くなり、安心した老後を送ることができるとされる。 しかし私は、年金受給の70歳への繰り下げは有利だが75歳への繰り下げは意味がないと考えている。その理由を、65歳の男性が厚生年金を受給するときの平均月額16万5668円(2018年)を元に説明してみよう。 現行のルールでは、受給開始を65歳より繰り上げると1カ月あたり0.5%ずつ減り、繰り下げると0.7%ずつ増える。その結果、年金を70歳に繰り下げると月額23万5249円(42%増)に、75歳なら月額30万4829円(84%増)になる。 一見いい話のようだが、これだけでは有利かどうかを判断することはできない。年金を繰り下げれば、その分だけもらえる期間が減るからだ。それを考慮

    AsacaYontory
    AsacaYontory 2024/02/24
    “年金を繰り下げれば、その分だけもらえる期間が減るからだ。”
  • 第57回 節税対策 そう甘くない(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    すこし前の話だが、タワーマンションの上層階をかなりのお金を出して購入したひとに話を聞いたことがある。彼は子どもがまだ小学生なのに、相続のことを考えて決断したのだという。 私がぽかんとした顔をしていると、彼はそれがどれほど有利な節税法なのか懇切丁寧に教えてくれた。 湾岸などに建てられた超高層マンションは、眺望のいい上層階ほど価格が高い。それに対して低層階は人気がないため、価格は近隣の物件と比べても安めだ。ところが相続税の算定基準となる「評価額」は階層で差をつけず、マンション全体の評価額を各戸の所有者で均等に分割することになる。 「同じ広さで、2階が2000万円で50階が1億円だとするでしょう。でも相続税評価額は、1億2000万円を2等分した6000万円なんです。そうすると、子どもに1億円相当の不動産を相続させても、税金を40%も節約できるじゃないですか」 私は話をうまく理解できず、彼に訊いた

    第57回 節税対策 そう甘くない(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
    AsacaYontory
    AsacaYontory 2023/12/26
    “2階の物件は相続税の割増分だけ値引きされていて、50階の物件は節税分が価格に上乗せされているのだ” この発想は斬新!そして現在、タワマン節税は不可能に(笑)
  • 「加速するテクノロジーの融合」がすべての社会問題を解決する? 「合理的な楽観主義者」の論理 – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2021年1月14日公開の「「加速するテクノロジーの融合」によって あらゆる格差はなくなり、すべての社会問題は解決できるのか?」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 「世界はどんどんよくなっているのか、それとも、どんどん悪くなっているのか?」この問いがいま、深刻な思想的対立を引き起こしている。世界がどんどんよくなっているのなら、その流れを加速させればいい。どんどん悪くなっているのなら、体制(システム)を根的につくり変える必要がある。どち

  • 命の〈価格〉をどのように決めるべきか? – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2021年7月15日公開の「命の〈価格〉はどのように決められるのか? 日常的につけられている人命の値札と公平性」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 新型コロナのような感染症が蔓延して患者が病院に押し寄せると、すべてのひとを治療できず、誰を優先し誰を後回しにするかのルールを決めなくてはならなくなる。日ではこのトリアージを正面から議論することを嫌い、病院の恣意的な判断を行政やメディアが黙認する不健全な状態が続いているが、日よりはるかにリ

    AsacaYontory
    AsacaYontory 2023/12/26
    “命はすべて尊い、だが価格がつけられないわけではない。命には常に価格がつけられている。多くの場合、価格は不公平である」という現実をまずは受け入れる必要がある”
  • 誰も口にしない日本社会の構造問題 週刊プレイボーイ連載(586) – 橘玲 公式BLOG

    岸田政権が支持率低迷で喘いでいます。統一教会問題や派閥の裏金疑惑など、「弱り目に祟り目」ばかり起きていますが、根的な原因は実質賃金の低下、すなわち日人がどんどんビンボーになっていることでしょう。 かつて「リフレ派」を名乗る経済学者らは、諸悪の根源はデフレだとして、日銀がどんどんお金を刷ってインフレにすれば日経済は大復活すると大騒ぎして、日銀総裁を事実上の更迭に追い込みました。ところがどれほど量的緩和しても物価は上がらず、このままずっとデフレが続くと思ったら、新型コロナやロシアウクライナ侵攻にともなう資源価格の高騰など、中央銀行の政策とは関係のない理由で、2022年からでインフレ基調に変わります。 ところが、ようやくデフレから脱却できそうになったのに、岸田政権はガソリンに補助金を出すなどして物価を抑えようとします。しかしちょっと考えればわかるように、補助金の原資は税金ですから、その分

    AsacaYontory
    AsacaYontory 2023/12/26
    “首相が代わっても、あるいは野党に政権交代しても、日本社会は「高齢者が多すぎる」という困難な問題を突きつけられることになるのです。”
  • 累進課税はなぜ正当化できなくなってきたのか – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2018年9月21日公開の「累進課税はなぜ正当化できるのか? 日で超累進課税が復活する可能性とは?」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 国家を運営するためには国民から税を徴収しなければならない。ここまではすべてのひとが合意するだろうが、「どのような税制がもっとも公平なのか」となると、議論百出して罵詈雑言が飛び交うようになる。国民一人ひとり利害が異なるし、主義主張もちがっているのだから、みんなが納得するような税制はものすごく難しいのだ。

    AsacaYontory
    AsacaYontory 2023/09/17
    “日本の場合、戦争に匹敵する巨大な「イベント」がもうひとつ想定できると考えている。それは「国家破産」だ。”