本稿は、2003年11月号に掲載した「ロバストネス分析実践 第一回」の続編になります。前回の記事を掲載した後に、読者の方々から様々なご意見、ご感想を頂いていたにもかかわらず、今回の第二回掲載までに、1年3ヶ月もの空白期間を作ってしまいました。本稿の掲載を心待ちにしていた読者の方々にお詫びいたします。 はじめに 前回の記事の訂正 前回の記事ではロバストネス分析を適用したソフトウェア開発の流れ、ロバストネス分析の方法を説明しました。 しかし、前回の記事を掲載してから今回の記事までの 1年3ヶ月の期間で、よりよいロバストネス分析について考えた結果、前回の記事で紹介した内容についていくつか訂正を加えようと思います。いずれ、下記の訂正を前回の記事に反映する予定です。 ロバストネス分析の範囲からユーザーインターフェースの定義を除く 前回の記事では、ロバストネス分析の「バウンダリを識別する」作業でバウン