有料動画サイトをかたった架空請求など、高齢者がインターネットを巡るトラブルに巻き込まれるケースが目立っている。今は高齢者の生活にもネットは欠かせないだけに、きちんと対策を講じたい。 高齢者のインターネット利用者は増える一方だ。総務省の調査では、2010年末の65~69歳のネット利用率は57%だったが、15年末には71%に伸びた。70~79歳でも39%から54%になった。 それに伴い、高齢者のネット関連のトラブルも増えている。国民生活センターによると、商品やサービス全般に関する15年度の相談で、「アダルト情報サイト」が60代でトップ、70代で2位となった。ネットの会員制サービスなどの「デジタルコンテンツ(全般)」も、60代で2位、70代で3位だった。 特に気をつけたいのは、金銭をだまし取ろうとするものだ。「アダルトサイトを見ようとしただけで『登録完了』となり、退会を申し出ると高額な料金
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