香港政府のプレスリリースをよく読むと、食品検査の基準値としてCODEXに従いCs137, Cs134とも1,000 Bq/kgを採用していることがわかります。 CODEXは世界共通の食品規格で、食品の貿易は基本的にこの規格にのっとって行われます。日本産食品は香港にとっては輸入食品ですから、流通規制にはCODEX規格を適用しているわけです。 (CODEX規格の詳しい解説は日本食品衛生協会のホームページhttp://bit.ly/1CePwmi にあります) 一般に輸入食品は市場流通量が国内産食品に比べて少ないので、放射性物質の規制基準値を決めるとき、市場に流通する食品のうち汚染されているものの割合(これを市場希釈率といいます)の想定値を輸入食品では国内産食品より低くするのが常です。この結果、たとえ同じ品目でも輸入食品の規制基準値は国内産食品より高い値に設定されることになります。 たいていの国