IOCの安全対策に欠陥 「五輪中止も選択肢」―米医学誌 2021年05月27日14時23分 東京都港区のお台場海浜公園の五輪マーク=2020年12月(EPA時事) 【ワシントン時事】医学界で最も権威がある専門誌の一つとされる米「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」は、東京五輪開催に向けた国際オリンピック委員会(IOC)の新型コロナウイルス対策に欠陥があると指摘する論文を掲載した。 五輪コロナ対策ルール、これだけの疑問 25日付電子版に掲載された論文は、バイデン大統領の助言役も務めるミネソタ大感染症研究政策センターのオスターホルム所長ら4人が執筆。感染予防策をまとめたIOCの「プレーブック」について、対策が競技ごとに細分化されていないことなどを挙げ「科学的に厳密な評価に基づいて作成されていない」と批判した。 また、感染拡大阻止のため選手や大会関係者が用いる接触者追跡用のスマート