安倍政権7年8カ月をどう総括するかと問われたら、私は「知性と倫理性を著しく欠いた首相が長期にわたって政権の座にあったせいで、国力が著しく衰微した」という評価を下す。 日本は今もGDP世界三位だし、軍事力でも世界五位の「大国」である。国際社会の中では「先進国」として遇されているし、米国の東アジアにおける最も信頼できる同盟国であるという評価も安定している。けれども、日本が「あるべき国際社会」を語り、その実現に向けて指導力を発揮することを期待している人々は国内外を探しても見当たらないし、経済的成功のための「日本モデル」や、世界平和の実現ための「日本ヴィジョン」を日本政府が提示するだろうと思っている人もいない。これだけの「国力」がありながら誰も日本にリーダーシップを求めていない。そのことに、われわれはもっと驚くべきだと思う。 どうして国際社会は日本にリーダーシップを求めないのか? それは日本人が「
難病は「弱み」なのか? 潰瘍性大腸炎の政治記者が辞任表明に思うこと 問題の根は「財産」と捉えられない政治家の時代錯誤にある 松下秀雄 朝日新聞山口総局長・前「論座」編集長 安倍晋三首相が辞任を表明した。 記者会見で挙げた理由は、難病である潰瘍性大腸炎の再発だった。 実は私も、同じ病をもっている。そして長年、政治を取材してきた記者でもある。そんな私がいま、どう感じているのかを記しておきたい。 それは大要、次のようなことである。 難病は、政治リーダーとしての「財産」になりえたはずだ。それなのに、安倍首相は自分の「弱み」のように思ってしまったのではないか……。 問題の根っこは、その時代錯誤にあるように思えてならない。 「画期的な新薬」に感じたゴマカシ あらかじめ断っておくと、同じ病といっても病状はそれぞれに違う。そんなに深刻な状況を経験したことのない私に安倍さんの痛みはわからないし、病そのものに
「おしりの穴がかゆ〜い」と女の人が叫ぶテレビCMがあります。小林製薬の『オシリア』という薬のCMなのですが、初めて目にした時は本当にびっくりしました。おしりの穴がかゆいというありえないことに対して、薬があるということに。 ここから先はバカバカしい話ですので、肩の力を抜いて、ゆったりとお読みください。 読んでもない本ですが、こんな本があります。こんな本があるということは、逆に考えると、ドーナツの穴だけ残して食べることがめちょんこむずかしいということなのです。なぜかというと、ドーナツに限らず、穴というのは基本的に「無」だからです。落とし穴も周りに地面があって、その場所だけ「無」があるから落とし穴になるのであって、宇宙空間で落とし穴を作れと言われたら「無理です」と答えるしかありません。穴というのは存在せず、周りに物質なり固体なりがあるから存在するのです。昔、中国の賢い人が似たようなことを言ってい
息子は知的障害を伴う自閉症、食物アレルギーもある。 自閉症が原因で死ぬことはない。でも、食物アレルギーで命を落とすことはある。 平成24年12月に調布市立富士見台小学校5年の女児が給食で出されたチーズ入りのチヂミを食べて死亡する事故があった。他人事とは思えない。 参考:調布市立学校児童死亡事故 検証結果報告書概要版 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sports/018/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2013/06/05/1335638_5.pdf 幼い頃は卵、牛乳などありとあらゆるものに反応し、食べるものに苦労した。試食コーナーのおばさんから手渡される食べ物、子ども達の集まりで配られる菓子などに目を見張り、緊張感バリバリで冷や冷やしながら子育てしてきた。 現在、19歳、卵、牛乳は克服したがナッツアレルギーがあ
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