日本もとうとうそんな国になってしまったのか、とちょっと驚いた、昨日13日の朝日の記事「安心買った塀の街」。 日本初とされるゲーテッド・コミュニティ(要塞の街)が兵庫県芦屋市にできたのだそうです。 甲子園球場のグラウンドの1.5倍の敷地に高さ約2mのフェンスに赤外線センサー、監視カメラ数十台。 正面ゲートには警備員が数人、24時間体制で見張っているとか。 1区画400〜1,000㎡の広さの土地は1憶〜3憶円といいますから、まあ、普通は買えませんね。 購入者のひとりは、80年代に米国サンフランシスコ近郊のこうした街に住んで、その「安心感が忘れられない」といいます。 もうひとつのゲーテッドは、岐阜県。夫は会社員で妻はパートといいますから、ふつうのサラリーマン家庭かもしれませんが、それでも周辺の相場よりも1,000万高い4,000万〜5,000万円の分譲価格だとか。 親は子どもと、子
NHKがサミット、サミットと喧しいですね。 「地球規模の危機に結束して立ち向かうことができるのか、議長を務める福田総理大臣の指導力が問われます」というわけですが、これまで首相が指導力を発揮したというのは、暫定税率をはじめとする再議決の時ぐらい、といったらいいすぎでしょうか? 今回のサミットに関してはビジョンを発表するなど並々ならぬ意欲を見せて準備に怠りなかったようですが、それにしても警備の過剰さはひどいですね。 5日には英タイムズ紙(電子版)に「サミットの費用で年四百万人のエイズ患者を治療できる」と批判されたという話し(6日付北海道新聞)ですが、なんでも、「日本政府は二億八千五百万ポンド(約六百億円)を費やし、英国の三倍以上の経費をかけ……その半分が警備費用に充てられてい る」とか。 約300億円の警備費用。 また、「サミットそのものにも二百五十五億円を費やし、『英国が三年前にサミ
経済についてはとんと縁がなく、オンチと思っている私でも、ここ数年漠然と感じてきたことが確信に近いものになってきたことは、自由競争市場というのは理念として人の頭の中で考え出されることがあったにしても、現実の社会ではあり得ないのではないか、ということ。 竹中平蔵氏の言ってることなどを読んでいると、“素人様お断り、分からないのは頭が悪いのです”のごとく、聞き慣れぬカタカナ語や論理が展開されていて、チチンプイプイかビブデバビデブのようなお呪いに思えてきて、すぐさじを投げ出してしまいます。 でも、変だな、おかしいな? と見つめていると、最初の最初、そもそも自由競争市場の存在という前提が間違っているのではないか、と感じてきました。 神の見えざる手が働いてうまくいき、“すべて世はこともなし”の結果を得るためには、市場で動き回る人たちが道義心に溢れ、自分の利益の追求はさしおいても公共の福祉に心砕く人
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