■米大使が訪問し ラサが突然平和都市に変身■ 2013年6月25日、ゲイリー・ロック在中国米大使がチベット自治区ラサ市を訪問した。米大使の訪問は2010年以来で、異例の許可となった。 そのロック大使が訪れたラサ市で興味深い現象が起きた。ラサ市といえば、どこを歩いても監視カメラと警官にでくわすことで知られる。「中国で一番安全な街」と揶揄されるゆえんだが、現地チベット人がRFAに伝えたところによれば、ロック大使訪問中、ラサから警官の姿が消え、突然、平和都市が出現したという(28日付RFA英語版、29日付RFAチベット語版)。 「パルコルを中心にラサ市内にあった検問所や武装車両が消えた」と匿名希望の現地報告者は伝える。「パルコルの屋上にいつも見えていたライフルを持った警官の姿も見えなくなり、ラサの至る所にあったボディスキャン所も無くなった」、「ラサは突然平和都市に変身した」という。 ラサでは宗教