任期満了に伴う栃木県佐野市長選と同市議選(定数24)が4日、告示された。市長選には現職と新人3人の計4人が立候補、12年ぶりの選挙戦に入った。いずれも投開票は11日。 立候補したのは届け出順にいずれも無所属で新人の行政書士、高際弘幸氏(64)と新人で元同市議の井川克彦氏(64)、現職の岡部正英氏(82)、新人で元県議の金子裕氏(58)。全国最高齢市長で5選を目指す岡部市政の継続か、刷新かが焦点となる。 高際氏は同市赤坂町の事務所前での出陣式で、「今回の市長選は現状維持か変革かの戦い。今佐野を変えなければ未来はない」と強調。市長の報酬3割カットや退職金廃止などの公約をアピールし、選挙カーに乗り込んだ。 井川氏の出陣式は同市堀米町の選挙事務所で行われた。「市民が新しい佐野市をつくるときが来た。一流企業の誘致で財政基盤をつくる一方、クリケットなどの無駄遣いをやめる。市長が変われば市も変わる」と訴