米国時間9日から、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が始まる。ウクライナに対するロシアの攻勢が継続する中、NATOはどのような対策を打ち出せるのか。高齢不安が広がるバイデン米大統領は会議を主導し、結果を残すことができるのか。 「首脳会議で最も緊急の課題となるのがウクライナ支援だ。ウクライナは勝利しなければならない。そして我々の継続的な支援を必要としている」。NATOのストルテンベルグ事務総長は7月5日、ブリュッセルでの記者会見でそう強調した。 ロシアは戦争経済の態勢を強め、戦争の長期化、持久戦に備えている。NATOが支援を安定的に続けるには、まず資金の確保が重要だ。 支援の中断は戦況に直結する。米議会の混乱を受け、4月までは米国による支援608億ドル(約9兆8000億円)が滞り、弾薬不足から戦況が悪化した経緯がある。自国の財政事情などを理由に、支援金の供出に難色を示す加盟国もある。スト
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