メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
第一章 「歴史」はどう狙われたのか? 第二章 植民地主義忘却の世界史 第三章 なぜ“加害”の歴史を問うことは難しいのか 第四章 「自虐史観」批判と対峙する 第五章 歴史に「物語」はなぜ必要か 第六章 座談会 「日本人」のための「歴史」をどう学び、どう教えるか 前川 一郎 【編著】 まえかわ いちろう 立命館大学・グローバル教養学部教授。専門はイギリス帝国主義、イギリス植民地史。著書に『『イギリス帝国と南アフリカ――南アフリカ連邦の形成』(ミネルヴァ書房、2006年)がある。 倉橋 耕平 【著】 くらはし こうへい 立命館大学ほか非常勤講師。専門は社会学。主な著書に『歴史修正主義とサブカルチャー -90年代保守言説のメディア文化』(青弓社)、共著に『ネット右翼とは何か』がある。 呉座 勇一 【著】 ござ ゆういち 国際日本文化研究センター助教。専門は日本中世史。主な著書に、40万部超の
近年ポスト・モダニズムの影響の下, 史料の証拠能力を否定し, 歴史を主観の紡ぐ物語と看做す発想が歴史学を蝕みつつある。本稿では, この「歴史ニヒリズム」の理論的根拠となっているソシュールの「恣意性の言語学」とその極端な亜種としてのデリダの言語観の批判的考察を通して, 「恣意性の言語学」の持つ問題性を指摘するとともに, それに代わり得る「歴史に開かれた言語観」をフムボルトの「非恣意性の言語学」を基に模索する。本稿はそのような言語哲学的考察を基礎とした「歴史ニヒリズム」批判であると同時に, 新たな歴史認識論構築の試みである。 Under the influence of Postmodernism an agnostic view of history is spreading into historical sciences. It denies a provable value of hi
冷戦後の世界において歴史認識と記憶がアイデンティティ・ポリティクスの焦点として浮上し、国内のみならず、諸国家・国民間の紛争要因に転じている。そうした紛争化が深刻な形で進行したのが、中東欧とロシアをはじめとしたポスト共産主義諸国である。本書では、中東欧諸国・ロシアにおける歴史政治の展開過程を広域的に捉え、欧州統合の進展と同時進行したナショナルな利害に沿った歴史政治が紛争化する局面を描く。 [ここがポイント] ◎ 中東欧・ロシアは、いかなる歴史認識問題を抱えているのか。 ◎ ホロコースト、共産主義、民族浄化などの「記憶」が、政治を左右する実態を描く。 序 章 中東欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治化と紛争化(橋本伸也) 第Ⅰ部 歴史・記憶政治の制度化——政策と組織 第1章 エストニア——人道に対する犯罪調査のための国際委員会(小森宏美) 1 犠牲と正義の回復 2 人道に対する犯罪調査のためのエ
河野至恩 / Shion Kono @shionkono 『ライトノベルから〜』は、「キャラクター」の日本語(役割語)や日本文学史(少女/少年文学史)によって規定されている側面を論じているといえる。その枠組みは斬新だし、文学研究者ならではの視点といえると思う。だからこそマンガ研究の方々の感想を伺いたい、と思っていたところだったので…。 河野至恩 / Shion Kono @shionkono 文学研究とマンガ研究で、お互いの先行言説をフォロー出来ていない、というところではなく、議論の枠組みの違いを理解しつつ、互いの先行言説を共同で検討するなかで議論をかみ合わせていくような、生産的な議論が生まれるといいのだけれど(と外野から期待しています)。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く