内 容 人・物・アイデアの活発な移動、メガシティや新宗教の出現、市民の政治参加とその浸蝕 ——。西地中海から中央アジアまでひろがった言語・制度・文化は、在地社会と交わりながらかつてない光景をもたらした。ローマ支配下でも継続したギリシア人の「グローバル」な拡散・統合を、500年のスパンで展望する画期的通史。 目 次 日本語版のための序文 地 図 イントロダクション 第1章 すべてはどうはじまったのか —— マケドニアから「世界(オイクメネ)」へ(前356年~前323年) 父の遺産(おおよそ前356年~前336年) 息子のヴィジョン —— トロイアからエジプトへ(前336年~前331年) ペルシアへの道 —— 復讐者アレクサンドロス(前331年~前327年) ポトス —— 限界を目指す欲望(前327年~前324年) 不死へ(前324年~前323年) アレクサンドロスの遺産 第2章 後継者たち