(東洋書林・7020円) ジェンダーの境界線越え学問が発展 歴史に登場する女性といえば、エリザベス一世のような政治家か、マリー・アントワネットなど時代の流れに翻弄(ほんろう)される美女と相場が決まっている。「教養人枠」で登場する女性は数えるくらいしかいない。私も子供の頃は、マリー・キュリーしか知らなかった。 古代から連綿と続く学問の発展に、女性はほとんど貢献していなかったのだろうか。文学史と哲学史を学んでいた著者は、講義に歴史上の女性教養人として詩人のサッポーしか登場しないことをいぶかった。そこで「忘れ去られてしまった」女性教養人を調べ、本書にまとめ上げた。 この記事は有料記事です。 残り1785文字(全文2067文字)
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