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2019年5月11日のブックマーク (3件)

  • 『ネオナチの少女』ドイツに根づくナチズムという悪夢 - HONZ

    書の題名は『ネオナチの少女』となっているが、著者のハイディ・ベネケンシュタインは自らを「ネオナチ」とは定義していない。「ネオナチの人々とは、思想も生い立ちもまったく違う」と言い切る。彼女はかつての自分を「ナチそのもの」だと定義する。 現代の若い女性が「ナチ」を名乗るのは少し奇異に感じるが、書を読み進めるとすぐに合点がいく。 彼女の祖母はヒトラーユーゲントの女子部門であるドイツ少女団の出身で現在もナチ信奉者。父は公務員で自信に満ちあふれカリスマ性を持つ男だが、やはりナチの信奉者だ。著者は幼少時よりナチズムの教育を受けて育った。 その徹底ぶりはすさまじく、敵性語として英語の使用が禁止されていたほどだ。さらに幼少の頃から、ヒトラーユーゲントの正統な後継団体であるドイツ愛国青年団で、準軍事教育や思想教育を叩き込まれた。 ドイツ愛国青年団のキャンプに参加する子弟のほとんどが医者や弁護士など中流階

    『ネオナチの少女』ドイツに根づくナチズムという悪夢 - HONZ
    Basilio_II
    Basilio_II 2019/05/11
    "本書の題名は『ネオナチの少女』となっているが、著者のハイディ・ベネケンシュタインは自らを「ネオナチ」とは定義していない。[...]彼女はかつての自分を「ナチそのもの」だと定義する。"
  • エリザベス女王と天然痘の傷跡 - akihitosuzuki's diary

    www.2queens.jp 昨日は夕刻に映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』を観た。イギリスの歴史映画は、だいたい実佳とともに大好きで、点が甘くなるのは事実だけれども、非常に優れた映画である。史実に関して、特に性的な描写と人種の描写に関しては、現代にかなり寄っている部分がある。性的な振舞いは戦略に沿って自由奔放に描いているし、人種に関しては、アフリカ系、中近東系、アジア系の俳優が数多く用いられている。史実に合っているのかなあと思う。しかし、全体のメッセージに関しては、二人の女王が、どのようにして支配者を行うのかという話を深く描いていて、とても面白い。 実は、同じ史実のジャンルだけれども、強調されているエピソードは、エリザベスが33歳の時に罹患した天然痘である。この天然痘はエリザベスの顔にすさまじい爪痕を残していき、その後も髪の毛や対人関係に大きな影響を与えた。別の人格になったといっ

    エリザベス女王と天然痘の傷跡 - akihitosuzuki's diary
  • 有名画家の伝説に疑問? ナチスへの傾倒が明るみに出て、メルケル首相もエミール・ノルデ作品を排除

    ノルデがナチスに傾倒していたと思われる時期のバイキングがモチーフのとした水彩画「女主人とよそ者」1938年 © Nolde Stiftung Seebüll, Foto: Dirk Dunkelberg, Berlin <ベルリンでドイツの画家、エミール・ノルデの大規模な展覧会が開催されている。ナチスに迫害されたと芸術家として知られてきたノルデだが、この展覧会では最近の研究からわかったナチスへの深い傾倒の事実に焦点を当てており、反響を呼んでいる> 4月12日から、ドイツ表現主義を代表する画家エミール・ノルデの展覧会が、ベルリンの現代美術館ハンブルガー・バーンホフで始まった。開幕の直前、アンゲラ・メルケル首相は、自分のオフィスに飾っていたエミール・ノルデの「くだけ波」「花の庭」の2作品を取り外したと、ドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレや独ターゲスシュピーゲル紙など数々の媒体で大きく報道され

    有名画家の伝説に疑問? ナチスへの傾倒が明るみに出て、メルケル首相もエミール・ノルデ作品を排除
    Basilio_II
    Basilio_II 2019/05/11
    "「[...]この『退廃芸術展』は来場者が非常に多く、ナチスとは異なる思想を持つ国外のコレクターたちからは、新しい芸術作品を見つける展覧会として注目されていたのです」"(2頁)