子どもの頃、夢中になったものは何でしたか? 私は、3歳のころから習い始めたピアノに夢中でした。鍵盤を押すと美しい音がポロン、ポロンと降ってきて、自分だけの音を表現できることが嬉しくて、少しでも時間があればピアノの前に座っていました。そんな私を「すごいね、楽しいね」とニコニコしながら見守ってくれたのが母でした。もしも「練習しなさい!」と押しつけられていたら、これほどピアノが好きにはなっていなかったかもしれません。 「練習しなさい!」「勉強しなさい!」 そんなふうに強制されると、子どもはとたんにやる気を失ってしまいます。それはリハビリを行う子どもたちも同じ。目指すべきゴールも見えないまま、単調なメニューをひたすら繰り返すことはなかなか難しいものです。 「もっとワクワクしながら遊ぶようにリハビリができたらいいのに…。」 そんな子どもたちの願いを叶える新しいリハビリ「デジリハ」が誕生しようとしてい