鳩山由紀夫首相は16日、国会内で支持者らと面会した際、自身の「政治とカネ」の問題について「来週あたりにようやくすべてが決着しますから、それ以降はご心配はいりません」と述べた。22日に元秘書への一審判決があることが念頭にあったと見られるが、母からの資金提供問題では首相の不起訴が妥当か検察審査会が審査中。司法手続きに圧力をかけようとしたとも受け取られかねない発言だ。 首相は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題についても「普天間なんてみなさん、知らなかったでしょう。国民の一番の関心事になるということ自体が、やはりメディアがいろいろと動きすぎているな、と私は思っております」と語り、問題が大きくなった責任が報道機関にあるとの見解を示した。 16日夕、記者団から発言の真意を問われ、首相は「(地元の支持者に)心配をかけて大変申し訳ないという思いで申し上げた」と話した。その上で「内輪の中で、