震災義援金に協力しない生徒名を黒板に掲示したことに対し、秋田県大館市立中学校は、「お金に絡むことなので、配慮に欠けていた」と謝罪した。ところが、義援金集めへの考え方などが、大館市教委とまったくかけ離れているのだ。 「今回は生徒全員で決めたことですので、任意ではなく、義務に近いものになります」 「お金に絡むことなので、配慮に欠けていた」 生徒名掲示が問題になった大館市立中学校の校長は、取材に対し、校内で行った募金について、こう強調する。 この中学校によると、義援金集めは、生徒会のボランティア委員会が「被災した人たちに何かできないか」と発案した。そして、全校生徒510人が集まって2011年4月28日に開かれた生徒総会で、全会一致で募金を行うことを決めた。つまり、これが義務に近いと主張する根拠というのだ。 募金は、5月11~17日に1人200円以上として行われた。しかし、2年生の2クラスでそれぞ
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