刑事裁判のやり直し(再審)を認める司法判断が近年相次いでいることなどを踏まえ、最高検が近く、全国の地検や高検で再審請求審を担当した検事を集めた会議を初めて開く。それぞれの経験を報告し、今後の対応を話し合う。 近年では、栃木県で女児が殺害された「足利事件」や、茨城県の強盗殺人「布川事件」で再審無罪が確定。福井市で女子中学生が殺害された「福井事件」で昨年11月に、大阪市で女児が焼死した放火殺人事件でも今年3月に再審開始決定が出ている(ともに検察が不服を申し立て中)。 自白の評価などに加え、最新の技術による鑑定結果をめぐる争いが増えている。裁判時には技術的に鑑定ができなくても、再審になって弁護側が「新証拠」として提出するケースが増えているためだ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し!サービスのご紹介はこ